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平成29年 町職員への年頭訓示

[2017年1月4日]

 皆さん、新年、明けましておめでとうございます。

 平成29年の年頭にあたり、ご挨拶を申し上げます。

 杉浦議長様をはじめ、町議会議員の皆様、町内各種団体の皆様、町立小・中学校の校長先生、西部塵埃処理組合、広域事務組合など、今年も、このように、多くの皆様のご臨席をいただき、新年のご挨拶ができますことに、心より、感謝を申し上げます。

 さて、皆さん、この年末年始は、ゆっくりお過ごしでしたか。

 消防や水道、ごみ収集とその処理、日直業務、広域事務組合での休日応急診療所など、年末、年始の業務にあたっていただいた職員の皆さん、大変、ご苦労様でした。お陰様で大きな事故もなく、新しい年を迎えることができましたことに、心からお礼を申し上げます。

1.昨年を振り返る

 

 はじめに、ここにおいでの皆さんと共に、昨年の出来事を少し振り返ってみたいと思います。

 リオデジャネイロ・オリンピックで盛り上がった昨年、本町では、国際自転車レース「ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ」を初めて開催しました。

 平日にもかかわらず、京田辺市と合わせて、約5万人もの方々にご来場いただくことができ、学研都市精華町のPRという面でも、大きな成果であったと思います。

 また、北陸新幹線の中間駅を学研都市附近に誘致するという、大きな夢に向かって、取り組みを始めた年でもありました。

 山城地域の12市町村が共通目標を掲げて、大同団結できたことは、学研都市のみならず、今後の山城地域全体の発展にとって、大きな意義を持つものではないかと考えています。

 教育分野でも、これまでの努力が着実に実を結びました。

 懸案課題のひとつであった小・中学校へのエアコン設置の実現に向けて、杉浦議長様をはじめ町議会議員有志の皆様のお力添えをいただき、財源確保に一定の目処がついたことは、大きな成果でありました。

 また、昨年も、年間を通して、町民の皆様の諸活動や、職員の皆さんの頑張りに対し、国や府などから多くの栄誉を受けられました。

 まさに本町が誇る「住民力」と「職員力」が高く評価されたことの表れであります。

 その一部を紹介しますと、

 「ふるさと案内人の会」が平成27年度やましろアカデミー賞・山城広域振興局長賞を受賞

 「精華台四丁目ゆうゆう倶楽部」と「八光会グリーンクラブ」、「光台スミレクラブ」が市町村・地域自治功労として京都府知事表彰を受賞

 「国際電気通信基礎技術研究所(ATR)」が優良危険物関係事業所として京都府知事表彰を受賞

 京都府ポンプ操法大会で精華町消防団代表チームが準優勝。4名の選手全員がそれぞれのポジションの優秀選手賞を独占するという、優勝に値する快挙

 「祝園すみれ会」が道路ふれあい月間における道路愛護団体として国土交通大臣表彰を受賞

 「精北小学校スクールヘルパー」が京都府交通対策協議会交通安全功労表彰を受賞、などがありました。

 次に、学研都市の活性化では、

 国道163号精華拡幅事業の起工

 三菱東京UFJ銀行・関西ビジネスセンターや、日本電産・生産技術研究所の着工、などがありました。

 そして、精華町の「職員力」では、

 本町の総合窓口サービスが「所有者不明土地増加防止」の先進事例として、月刊誌「日経グローカル」や「毎日フォーラム」、さらにはNHKの全国ニュース「ニュースウォッチ9」や朝日新聞の社説で紹介

 本町が平成27年国勢調査オンライン回答の推進で総務大臣表彰を受賞

 町立図書館が平成28年度子どもの読書活動優秀実践図書館として文部科学大臣表彰を受賞

 職員の自主勉強会「ちゃれんじ創精人」の活動が、地方自治体における業務改善運動の事例として「日経ガバナンス」で紹介

 熊本地震の被災地支援活動のため現地に派遣した職員の活躍

 「まちの羅針盤」と「まちの家計簿」が早稲田大学の「グッド・パブリック・ディスクロージャー賞」を4年連続で受賞

 丹後半島駅伝大会において、精華町男子チームが準優勝、などがありました。

 本当に嬉しいことがたくさんあった一年でありました。

 今年はどのような一年にできるか、「皆さんと一緒に良い年にしていこう!」、そんな思いでいっぱいであります。

2.新年を迎えて

 

 次に、新年を迎え、私自身が感じたことを、少し、お話させていただきます。

 例年になく穏やかな年始を迎え、明るい夢を思い描きつつ、新聞各紙に目を通しました。その中で、特に注目したのは、EU諸国の動向とともに、アメリカ次期大統領トランプ氏の就任による政治、経済への影響についてであります。彼の動向が世界を大きく揺るがす一年になりそうです。

 我が国でも、少子高齢化と人口減少に伴う労働力不足が課題となっています。「足踏みする景気の原因や責任を世界経済の変調に求めてばかりいても解決にはならない。魅力ある日本を目指す努力が必要である。」との記事にも注目しました。

 「我が精華町はどうあるべきか。」と自問する中で、先ほど申し上げたように、住民力、職員力によって、数々の成果が現実のものとなりました。この「協働のまちづくり」こそが、学研都市精華町の発展につながるものと確信しました。

 そのためにも、国や府からの交付金などの財源をフルに活用し、知恵を出し合い、汗をかく、そんな一年にしたいとの思いを新たにしました。

 いろいろと話題は尽きませんが、新年を迎え、私が感じたことをお話しさせていただきました。

 

3.仕事始めにあたって

 

(後世への贈り物 ~歴史の回廊再び~)

 さて、今年の仕事始めにあたって、共に考えたいテーマは、「後世への贈り物」であります。

 政治は後世にどう評価されるかを考えなければならないと、私は常々、申し上げてきました。

 東京オリンピック招致をめぐり、負の遺産を後世に残してはならないという意味で、昨年は、「レガシー」という言葉が流行りました。実に的を射た言葉であります。

 昨年、春以降、急遽浮上した北陸新幹線の誘致問題に直面した時も、私は、このことを一番に考えました。

 文明を支える都市基盤や建築物の寿命は永遠ではありません。

 もちろん、長寿命化を図り、資産を大切に、そして有効に活用することは当然のことであり、例えば、世界最長の吊り橋である、明石海峡大橋は、200年以上の利用を目指しているとのことであります。

 多くの観光客を集める、歴史的な都市の魅力は、そこに住まう人たちによる、古い建築物と景観の保全の賜物であります。

 新幹線の寿命は、そのように数百年の風雪に耐えるものではないとしても、誘致を通じて、この地に何を残せるのか、私はそれを考え続けました。

 精華町には、平城京の時代から、古代山陰・山陽道が通っていたとされます。山陰道とは、いわば当時の「国土軸」であります。

 条里制の景観など、今日に残る精華町の礎は、千年以上の歳月をかけ、歴史の回廊に沿って築かれたものであります。

 第5次総合計画の基本構想でも、未来の精華町を見据え、新たな東西の国土軸とともに、舞鶴から関西国際空港に至る南北軸の形成を前提としたまちづくりをめざしていることを、職員の皆さんは理解していただいていると思います。

 言うまでもなく、新たな東西の国土軸とは、新名神であり、リニア中央新幹線であります。

 ところが、学研都市からアジアへの玄関となるべき舞鶴港と関西国際空港については、高速道路のネットワークは整備されつつありますが、高速鉄道については、実現の見通しすら立っていないのであります。

 今回、北陸新幹線としての舞鶴ルートの夢は絶たれました。

 しかしながら、必ずや舞鶴を通る新たな山陰新幹線の整備と、そして新大阪から関空に至る延伸ルートの実現を掲げ、再び大きな人の流れを創り出していくことが、まさしく、学研都市精華町の「百年の計」であり、さらには、これからの千年の歴史を見通したまちづくりであると、私は確信しています。

 北陸新幹線の京都・大阪間のルート選定は、年度末までに行われることになりました。

 これを受け、年末には急遽上京し、関係する国会議員や国土交通省の幹部に対し、年末の挨拶を兼ねて、我々の思いをお伝えしてきたところです。

 また、新年早々、山城12市町村の命運をかけて、学研都市を経由するルートの実現と、関空へのアクセスに道筋をつけられるよう、まい進していく覚悟であります。

 町民の皆様への広報も急ぐ必要があります。どうか、職員の皆さんのお支えと尽力をお願いします。

 

(後世への贈り物 ~歴史遺産はまちの宝物~)

 また、今年は山城12市町村で取り組む「お茶の京都」の「ターゲットイヤー」であります。

 7月には、全国の50を超える日本遺産認定地域が一堂に会する「日本遺産サミット」が、けいはんなオープンイノベーションセンターで開催される予定となっています。

 本町でも、日本遺産として登録された町内の茶園復元のため、年末に、職員の皆さん総出で、お茶の木の移植作業に汗を流していただき、私もその現場を確認したところです。大変、お疲れ様でした。

 ちょうど、その茶園のすぐそばにそびえたつ山城跡が、500年以上も前の、山城国一揆の最後の砦、「稲屋妻城」跡であると伝えられています。

 水道の配水池を建設する際、いつか、この城跡を活用する時が来れば素晴らしいことだと考えていました。

 どうか皆さん、南山城を見渡せるこの地から、思いを馳せながら見ていただけたらと思います。

 歴史遺産は、まちの宝物であります。古くからの町民だけでなく、新しく移り住んでいただいた町民の皆様も、精華町の歴史に親しみ、ふるさと発見のまち歩きを初めていただいています。

 町民の皆様ご自身、まちに誇りを持つことが、シティプロモーションの最大の基盤であります。

 そのために、職員の皆さんができることは、まだまだたくさんあるはずです。ぜひ、何ができるか、大いに語りたいと思います。

 あれこれ申し上げましたが、今日から仕事始めです。元気にやっていきましょう。

 来年度の予算編成作業も大詰めを迎え、早速、今日から理事者査定を始めます。

 引き続き、極めて厳しい財政事情とのことであり、皆さんには、また難しい課題をお願いすることになるかと思いますが、みんなで力を合わせれば、きっと乗り切れると、そう信じています。

 最後になりましたが、今年一年、健康には十分気をつけていただき、精華町にとって、皆さんにとって、良い年となりますよう、心から祈念をいたしまして、年の始めのご挨拶とさせていただきます。

 ありがとうございました。

 

問い合わせ

精華町 総務部 企画調整課 秘書係

電話: 0774-95-1900 ファックス: 0774-95-3971

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