
文保元年(1317)、男山八幡宮より観請して創立されたといわれています。
▼本殿(京都府登録有形文化財):1棟
鎌倉風の古式をとどめた作例で、江戸時代中期に建立されました。春は桜の名所となっています。
▼棟札と造宮記録
武内神社造営・上葺の棟札は、現在21点発見されています。ほかに、嘉永7年の黒船来航に際する異国降伏の祈禱札が1点あります。室町時代には北稲八間荘の、さらに江戸時代には北稲八間村の鎮守であった武内神社には、多くの棟札が伝えられています。若干のばらつきがあるものの、だいたい各棟札の年代間隔もそろっており、途中の欠落も少ないです。これを変遷的に見ていくと、北稲八間における村落の変遷を知るうえで貴重な資料であることが明らかになっています。棟札16枚は「京都府登録有形文化財」に指定されています。
<所在地>
精華町大字北稲八間小字北垣外45


