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春日神社の弓始式

[2012年1月27日]

 春日神社(菱田地区)では毎年1月10日、五穀豊穣を祈る神事として弓始式が行われます。弓の的は、その年の恵方に当たる方向に設置され、神矢といわれる弓矢が放たれます。

 式が始まるのは午前9時。神事の主役は、浄衣に身を包んだ2人の宮守(みやもり=宮の番をする人)です。まず、神殿に向かって丁寧にお辞儀をし、神事の無事と五穀豊穣を祈願。さらに神饌(しんせん=供えられた飲食物)の前で的に拝礼した宮守は、神事の開始を告げ、10本ずつ神矢を放ちます。的の中心に多くあたった年は豊作といわれています。

 神事が終わると、的は解体。的を組んでいる竹で小さな串を作り、その串に的紙を小さくちぎって差し込みます。的の黒い部分が多いほうが、豊作に恵まれるとされています。

 的紙が差し込まれた串はその年、田への水入れが行われる際、水戸口(水路から田に水を流し込む部分)の近くに花を添えて飾られ、健全な育苗を祈ります。

 

神饌

 神饌は、高盛りされた蒸米1升をわらで巻いたもの1体、神酒1升(1体)、鯖1匹(1体)、里芋を逆のT字にした形の竹に突き刺したもの1体、計4体です。

 神饌は、神事の後に開かれる直会(なおらい=神事の参加者で神酒や神饌を飲食する行事)で食されます。鯖と里芋は炭火で焼かれ、蒸米とともに、箸を使わず手づかみで口にします。食事作法を見ても、古くから神事が行われていることがうかがえます。

 

弓始式

問い合わせ

精華町 教育部 生涯学習課
電話: 0774-95-1907 ファックス: 0774-94-5176

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