子どもを性暴力から守ろう!
性暴力とは、「同意のない、望まない性的行為」のことです。たとえば、望んでいないのに、
体をさわられる、抱きつかれる、服を脱がされる、キスされる、性交される、相手の体をさわらされる、裸の写真をとられる、裸の写真をネットにばらまかれる、などは性暴力です。
男の子も、女の子も、被害にあっています
内閣府の調査【注1】によると、女性の14人に1人、男性の100人に1人が、無理やり性交された経験があり、その被害にあった時の年令は
小学校入学前 9%、小学生の時 11%、中学生から19歳 30% で、子どもの時だったのです。
【注1】令和2年内閣府「男女間における暴力に関する調査」 複数回答可のため合計は100%になりません
子どもの被害は見つかりにくい
子どもは、性暴力にあっても何をされているのか意味がわからなかったり、どう話せばいいかわからなかったりします。
また、加害者が顔見知りだったり、加害者から「2人だけの秘密だよ」と口どめされたり、強迫されたりして、被害を言い出せなかったりします。
加害者の卑劣な手口
~ 加害者は、子どもの純真さ・興味・弱みにつけこみ誘い出す ~
- 道をおしえてくれる?
- ちょっと手伝ってくれる?
- 気分が悪いから助けてくれる?
- 一緒に犬を探してくれる?
- ママのところに連れて行ってあげる
- 珍しいペットを見に行こう
- ゲームさせてあげるよ
- 泊めてあげるよ
- 〇〇を買ってあげるよ
~ 加害者が子どもを手なずける「グルーミング」 ~
グルーミングとは、性的な目的で子どもを手なずける行為です。
子どもに近づき、徐々に親しくなり、安心させ、信頼させて、性的行為に及びます。
子どもは加害者から罪悪感をもたされたりして、とても困っていても、おきていることを話せなかったりします。
加害者は、とてもよく知っている人、ネットで知り合った人、見知らぬ人、などさまざまです。
子どもから性暴力被害を打ちあけられたら
子どもはあなたを信じて、言いにくいことを話してくれています。
否定せず、言葉をさえぎらず、動揺せず、話を聴いてください。
一番傷つき、困っているのは子ども です
「あなたが悪い」と子どもを責めたり、「忘れなさい」などと被害をなかったことにするのは絶対にやめましょう。 困った時は、相談窓口に相談してください。
子どもは体や心に大きな傷を受けています。時間がたっても恐怖や不安で混乱した状態にあったり、何だか不快な意味のわからない記憶が残り、成長して行為の意味を知り深く傷ついたりします。
性暴力は “魂の殺人” といわれています。
子どもにプライベートゾーンを教えよう!
子どもが少しでも自分を守れるように、子どもを性暴力の被害者・加害者・傍観者にしないために、子どもに大切なプライベートゾーンについて教えましょう。
1. 口と水着でかくれるところは、自分だけのだいじなプライベートゾーン
2. プライベートゾーンは人に見せたりさわらせたりしない
3. 自分も、人のプライベートゾーンを見たりさわったりしない
4. もし、プライベートゾーンをさわられたりして嫌な気持ちになったら
→ 「いやだ」と言う。にげる。信頼できる大人に話す
→ 身近な大人に言えない時は、次の相談機関に相談しよう
性暴力の相談先
京都 SARA (きょうと さら)
- 電話 075-222-7711
- 受付時間 毎日24時間
22時から翌日10時は夜間休日対応コールセンターにつながります。
#8891でも最寄りのワンストップセンターにつながります。
京都の性暴力被害者ワンストップ相談支援センターです。あなたの大切なからだとこころを守るため、いろいろな支援をしています。まずは京都SARAにお電話ください。
詳しくは、「京都SARA」のページをご覧ください。
https://www.pref.kyoto.jp/kateishien/kyotosara.html
Cure time(キュアタイム)
- 受付時間 月・水・土曜日 17時から21時、チャットでお話をうかがいます。
性暴力に関する悩み、SNSで相談してみませんか?年齢、性別、セクシュアリティを問わず、匿名で相談できます。
チャット相談・詳細は 「Cure Time(キュアタイム)」のページからアクセスしてください。
#8103(ハートさん )
- 電話 # 8103
- 受付時間 毎日24時間
警察の性犯罪・性暴力被害相談窓口です。最寄りの警察本部の相談窓口につながります。
詳しくは「# 8103 (ハートさん)」のページをご覧ください。
https://www.npa.go.jp/higaisya/seihanzai/seihanzai.html
チャイルドライン
- 電話 0120-99-7777 (通話無料)
- 受付時間 毎日16時~21時
18歳までの子ども専用で、電話やチャットでいろんなことを相談できます。
チャット相談・詳細は「チャイルドライン」のページからアクセスしてください。
ミニ絵本「プライベートゾーン?それなあに?」をご覧ください
夏休み期間の8月31日まで、役場交流ホール前で「子どもを性暴力から守ろう!」 と題したパネル展を実施し、子どもにプライベートゾーンを教えるミニ絵本 「プライベートゾーン?それなあに?」を配布しました。
「子どもを性暴力から守ろう!」パネル展の様子

ミニ絵本 「プライベートゾーン? それなあに?」の内容です。(全8ページ)
どうか、絵本を見ながら子どもにプライベートゾーンを教え、いろいろお話してくださいね!







絵本の裏に印刷されている相談先


パネル展示1

パネル展示2

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住民部 人権啓発課
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地
電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
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更新日:2022年08月09日