平成24年度に海外体験補助金を受けた方

◆浜田 深生 さん
留学先:米国・バーモント州
留学期間:平成24年8月14日~平成25年6月19日

 私のアメリカでの一年は本当に濃いものとなりました。最初の5カ月ほどは、英語が通じないし、自分が日本で振る舞っていたようにはできなくて、日本では何も心配したことがないようなことが、日々起こりました。友達を作るのも、クラブ活動もクラスを受けるのも、すべてのことが難しかったです。自分が英語を話せないことが恥ずかしいと思ってしまってなかなか話し出せず、学校に行くのもおっくうでした。自分が思い描いてた生活とは全然違っていて、このままで一年を過ごせるかすごく不安でした。

 でもやっぱり過ごしていくうちにだんだんと英語が話せるようになったし、時にはホストファミリーに不安な気持ちを話してアドバイスをもらったり、学校の先生や友達にも相談して、私の生活はだんだんと楽しいものとなりました。最初は日本に帰りたいと思っていたのに最後にはこの学校が本当に好きになりました。友達もたくさんできて、学校の先生とも仲良くなれて、みんなと一緒に話すのが本当に楽しかったです。学校生活では、チアリーディングチーム、インターナショナルクラブ、ダンスクラブ、陸上部にも入って、いろいろな国の人たちと仲良くなることができました。

 日本とアメリカでは全然違う文化だととまどうこともたくさんありましたが、本当にこの経験ができてよかったです。帰国時には何人かの友達が空港まで見送ってくれて泣いてくれる子もいたし私も号泣していました。私は出発前に帰国生の経験談をたくさん聞いていましたが、いざ行ってみると、先輩たちが話していた時に想像していたよりももっとつらいことがあったし、もっともっと楽しかったことがありました。もし留学に行っていなかったら、私はまったく違う人になっていたような気がします。帰ってきてからも、私にも変化があって、行く前はみんなの前で話をする時もじもじしていましたが、今は堂々としているね、といろんな人に言われるようになりました。自分に自信がついたからかな、と思います。

 

◆角谷 邦子 さん
留学先:英国・バッキンガムシャー州
留学期間:平成25年5月6日~6月4日

 いちばん美しい季節の英国に1カ月暮らすように滞在して、英語を学ぶという「英国ワン・マンス・スティ」に参加しました。この企画は50歳以上の女性を対象とした雑誌「いきいき」によるもので、平均年齢は66歳くらいです。

 プログラムの拠点は、ロンドン郊外のレーン・エンドという美しい田園風景の中にある日本人向けの研修施設「EJEF」(旧名EURO-JAPANESE EXCHANGE FOUNDATION)です。外務省勤務時代の雅子妃殿下もここで学ばれたそうです。日本の企業や官公庁からも研修受け入れをし、私たちがいる間も有名な保険会社の青年が研修に来ていました。

 午前中は会話力で分けられた4人から5人のクラスで勉強し、午後は英国文化を体験するプログラムです。初心者から日本で英語の先生をしていた方までさまざまでしたが、会話を中心にされるので何とかなりました。発音も米国とは少し違ったりして、驚くことも多々ありました。

 体験学習は、食文化や、庭園めぐりなど週代わりのメニューで忙しくさえ感じました。英国料理のデモンストレーション、テムズ川を眺めながらEnglish・Tea、田舎のパブでFish&tipsのランチ、テーブル・マナー、ワイン・ティスティングと続き、最後は英国人の家庭を訪問し、伝統的な家庭料理を頂きました。English Gardenについては、西洋式フラワー・アレンジメントの体験やあちこちの庭園見学など堪能しました。世界一有名と言われるチェルシー・フラワー・ショウを見学(日本人による「床の間Garden」が入賞していて大変な人だかりでした)。ロンドンでは、ミュージカル「オペラ座の怪人」や大英博物館も見学しました。又、地域の子供たちやそのお母さんと交流し、日本文化として童謡や折り紙を紹介しました。この子供たちはHome Schoolといって家庭の方針により学校に通わせず、家庭で母親が教えるという事で大変驚きました。カリキュラムが国の基準に合えば認められているそうです。

 週末は授業がないので、オプショナル旅行に参加しました。チャーチル首相の生家といわれるブレナン宮殿や「コッツウォルズ」ではシェークスピアの生家を訪れました。北イングランドのヨークシャ(湖水地方)では19世紀の桂冠詩人と言われる「ワーズ・ワース」が若い時代に住み、多くの傑作を生み出した家やピーターラビットの作者ポターの家(ヒル・トップ)、「嵐が丘」「ジェーン・エア」を書いたブロンテ姉妹の家などを見学、当時のまま保存されていて興味深く見学しました。歴史についても興味深いものがあり、一口で英国(イギリス)と言ってもイングランド・スコットランド・ウエールズ・北アイルランドの4つの国から出来ていて、UK(ユナイテッド・キングダム)と呼ばれ、今なおさまざまな問題をかかえているそうです。

 先生をはじめ、地域の方もとてもフレンドリーにしていただき、交流会には多くの方が来られ、ゲームをしたり、拙い英語でお話したり楽しい時間を過ごしました。この時期は夜9時ごろまで明るく、気温は日本に比べて10度は低く、小雨がよく降りましたが、桜をはじめ次々と花が咲く美しい季節に、このような盛りだくさんのプログラムに参加できて、一生の宝物となりました。英会話については大きな進歩は望めませんが、これを機にまた始めたいと思います。最後に、精華町の補助金制度を使わせていただきありがとうございました。

 

◆中島 英 さん
留学先:オーストラリア・ブリスベン
留学期間:平成25年2月16日~3月24日

 以前から見聞を広げ、語学力を向上させるために留学をしたいと思っていましたが、本格的な留学をすることに伴って生じる留年などのリスクや、かかる費用ほどに得られるものがあるのかが懐疑的であることがネックとなっていたため、今回、大学の春期休暇を利用して短期留学することを決めました。そのため今回の留学では英語力の向上はもちろん、海外留学そのものに価値があるのかの確認を目的としてオーストラリアに滞在しました。結論からいえば、短期ではあったものの当初の2つの目的をある程度果たすことができ、非常に良い経験となりました。また、そのほかにも、現地の大学では、さまざまなバックグラウンドを持った英語を母国語としない比較的同年代の人々(具体的にはサウジアラビア、クウェート、ロシア、インドネシア、韓国、中国など出身者)がおり、意見交換できたのも今回の留学の収穫の1つです。

 

◆中川 朱理 さん
留学先:カナダ・ケローナ市
留学期間:平成25年2月9日~3月9日

今回が私にとって初めての留学でした。出発前は不安ばかりを感じていましたが、留学生活が始まってみると、毎日起こることすべてが新鮮で、不安を与えるすきもないくらい充実していました。この一カ月はホームステイをして、平日はカレッジに通っていました。ホームステイ生活では、家族の一員として過ごすということで、ホストファミリーとのコミュニケーションをとるのが一番大切でした。初めは緊張していましたが、ホストファミリーから話しかけてくれたり、一緒にテレビを見るなど時間を共有していくうちに、英語が聞き取りやすくなったり自分からも積極的に話かけることができるようになりました。カレッジでは、主に文法やイディオム、カナダの文化について英語で授業を受けました。課題として日本とカナダを比較したエッセイを提出しなければなりませんでした。私は育児休暇をテーマに選びました。カレッジの図書館で文献を探しました。カナダでは日本より父親の育児参加が盛んで、国のサポートも充実しているということが分かりました。

 また、さまざまなアクティビティを通してカナダの文化を肌で感じることができました。アイスホッケー観戦、カーリング、チュービングなど、カナダでしか体験でいないようなことがたくさんありました。私が滞在したケローナという都市は、カナダ人が老後に一番住みたい都市に選ばれています。気候も穏やかで自然も美しく、その理由が分かりました。私が印象に残ったのは、一人暮らしの高齢者を支援する施設が多かったことです。その施設はまるでホテルのようで、個室があり、食事も1階のレストランのような場所でとることができたり、トレーニングジムや映画館まで完備してありました。このような施設が日本にもあれば、孤独死なども防げるのではないかと思いました。カナダはいろいろな国の人たちが多く暮らす多民族国家です。さまざまな国の人たちとふれあうことで、お互いの文化の違いを知ることができてとても刺激的でした。日本ではほとんど日本人しかいない環境なので、違う国の人と出会うと「外国人」=「外部から来た人」という目で見てしまいがちです。しかし、カナダではお互いの文化を理解し合い、共存できていると感じました。日本においてもっと多文化共生の意識を高めていくべきだと思いました。私はこの1カ月を通してものごとを見る視野が広がったと思います。世界を見るということは、新たな発見があり本当に楽しいです。もっと英語力を磨いて長期留学に挑んでみたういです。本当に貴重な経験ができました。

 

◆小林 和路 さん
留学先:カナダ・バンクーバー
留学期間:平成23年9月4日~4月19日

 私が思う、留学を通して成長したことは2つあります。1つ目は、世界中から集まる優秀な学生と同じ環境に身を置くことで「学ぶ」ということに対する意欲が大きく高まったことです。2つ目は「チャンスは自らが行動を起こすことで手に入れるもの」と知ったことです。

 私が通っていた大学は世界的に有名で、世界中から優秀な学生が集まっていました。彼らは講義中、先生の説明をさえぎってでも質問しますし、夜中まで本や文献を読んだり学習します。はっきりいって、日本の大学生の5倍くらいは勉強していると感じました。私自身、大学でまじめに勉強している方でしたが、留学先でこのような世界水準の「学生」と比べ、いかに今まで勉強していなかったのか感じることができました。

 また、留学期間中、規則上受講できない韓国語の授業をどうしても受講したかった私は、直接韓国語の先生に会いにいき交渉しました。交渉の結果、例外として受講を認めてもらいました。留学生活のなかでなかなか友人ができず困っていた時も、ある授業の自己紹介で「誰か英語を教えてください」とアピールしたことで、週に1度英語を教えてくれる友人もできました。こうした経験に共通することは、自分が一歩踏み出し、行動したことでチャンスは生まれたということです。

 このように、留学を通し語学力はもちろんですが、それ以上に「考え方」や「行動力」など精神面での成長が大きかったと思います。  

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 企画調整課 企画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1900
ファックス:0774-95-3971
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2019年03月15日