平成29年度に海外体験補助金を受けた方

◆中西 芽衣 さん

留学先:英国・ロンドン
留学期間:平成29年9月3日~平成30年3月2日

 約半年間のイギリス留学は、語学力の向上のみならず、文化や歴史などのさまざまな分野について学ぶことができ、大変満足のいくものとなりました。まず、語学力について、半年間ロンドンの語学学校に通ったところ、留学前と比べるとだいぶん話せるようになったと手ごたえを感じています。しかし、専門的な話や難しい話題になるとまだまだ話せない部分は多々あります。特に、日本語でもしっかりと説明できないものは英語でできるわけがないと実感しました。よって帰国した今では、英語を継続して勉強するのはもちろん、政治や大学での研究分野についてなど、より知識を増やし理解を深めようと日々精進しています。

 次に、語学力以外の面についてですが、私がイギリスに行って最も感動したのは歴史的建造物の多さです。日本の木造とは違って石造が多いので、数百年前の建物が、今もそこかしこに残り、さらには人々が居住しています。そんなロンドンの街中を歩き眺めた時の感動は忘れられそうにありません。また、イギリスのみならず、ヨーロッパン全体にも古くからの建物が数多く残っています。世界遺産の登録数を見ても、圧倒的にヨーロッパが多いことが分かります。大学で世界遺産について学んだこともあり、ぜひとも現地に赴きたいという気持ちに従い、学校が休みの土日や年末年始の長期休暇を利用して各地を巡りました。ロンドンからイギリスの各方面に便利なバスや電車が出ているだけでなく、フランスのパリに2時間で行ける電車もあるなど、様々な場所に行ってみたいと思っていた私にとって大変ありがたいものでした。

 歴史のほかに、文学や演劇の面も私にとって魅力がありました。文学の面では、ハリーポッターやシャーロックホームズといった、世界的に有名な作品に関連する場所や資料をこの目で見られるというのは、まるで本の世界が現実に飛び出してきたような、はたまた私が本の世界に吸い込まれるような不思議な感覚でした。また、演劇に関してですが、ロンドンの中心地には劇場がいたるところにあり、劇場ごとに演目が決まっていて同じ演目を何年も続けています。一つ一つの劇場に古くからの歴史があり、公演内容だけではなく、建物そのものも楽しめるようになっていました。同じ内容でも日本とイギリスでは雰囲気や演出が異なっており、日本とはまた違った面白さがありました。中には、残念ながらまだ日本では見られないものもあったので、再度イギリスに行く機会があれば、もう一度観劇したいです。

 上記のほかにも、交友関係や生活、アメリカ英語との違いなどたくさんのものを学んだ半年間でした。学べば学ぶほど今の自分に足りないものが見えてくるので勉強というのは終わりが見えそうにありませんが、これからもこの留学をバネにして日々勉強を続けていきたいです。  

 

◆鈴木 慎太郎 さん

留学先:マレーシア・ペナン島
留学期間:平成30年2月11日~平成30年3月18

 留学の最初の頃は異国で生活できるのか、英語を使えるのか、などといったたくさんの不安がありました。その不安の中で一番心配していたのが自分の英語が伝わるのかということです。元々発音が良いわけではないので外国の方に自分の英語を理解してもらえるのかが非常に心配でした。そのため自分の口から英語を話す機会を作ることができませんでした。

 しかし、ある時勇気を出してクラスメイトの子に話しかけてみました。すると、その子がきちんと話を聞いてくれて、会話をすることができました。その時はすごく嬉しかったのと同時に、英語は発音がすべて、という自分の既成概念が崩れました。発音は多少下手でも頑張って話そうとする姿勢、自分の言葉で伝えたいという意志があれば相手もそれをわかってくれるし、話そうとしてくれることがわかりました。 この留学で多くの貴重な経験をさせていただき、行ってよかったと思える充実した5週間にすることができました。

 この経験を今後に生かしていきたいです。  

 

◆信田 真梨子 さん

留学先:米国・イリノイ州
留学期間:平成29年8月16日~平成30年5月16

 私は、アメリカのイリノイ州にあるカレッジに9か月間交換留学をしました。大学で国際関係学を学んでいたことから、世界のリーダーといわれているアメリカがどのような政治観、歴史観を持っているのか、そして今後どのように進んでいこうとしているのか、アメリカから見た日本はどのような国なのか、また、民族のサラダボウルであるアメリカは実際どんな感じなのかなどを知りたい、実際に見てみたい。こうした思いから、アメリカ留学を決心しました。

 アメリカ行きの飛行機では、「アメリカにとうとう行ける」というワクワク感と「果たして英語圏で1年近くも過ごせるのだろうか」という不安感で、まったく眠れなかったのを覚えています。この不安は、アメリカに降り立って最初に立ち寄ったマクドナルドでチーズバーガーとフライドポテトを上手く頼めなかったり、予約したホテルでチェックインに手間取ったりしたことで益々広がりました。

 いよいよカレッジでの生活が始まったものの、最初は英語に自信がなく、ルームメイトとなかなか会話が弾まなかったり、授業での発言やクラスメイトとの会話が上手くできなかったりする状況が数週間は続きました。しかし「このまま留学を終えたら、絶対後悔をする。」そう思い、ルームメイトやクラスメイトに「一緒に食堂でご飯を食べない?」と声をかけ、皆と一緒に過ごす時間を増やすようにしました。気が付くと一緒に食事をする友達がどんどん増えていて、いろんなことを話したり、休みの日には一緒に外出したりするほど仲良くなっていました。また、会話をするにつれ、話せる英語、ボキャブラリーも次第に増え、自然と英語も上達していったように思います。今から考えると、友達が一番の英語の先生だったと思います。

 授業はリベラルアーツのカレッジだったので、比較的自由に授業をとることができ、私はアメリカの政治、文化、歴史、国際政治、そして合唱の授業を受講しました。宿題が非常に多く、予習のために教科書を読む量には思わず涙が出そうになるほどでしたが、それでも頑張って続けていくうちに、次第に読むスピードも上がりこなしていけるようになりました。また、現地の学生は授業で積極的に発言するので、初めのうちは圧倒されるばかりでしたが、予習に力を入れ授業のまとめノートや発言ノートを作るなど工夫していくうちに、私も発言できるようになりました。合唱の授業では教会のミサやクリスマスコンサートで多くの人の前で歌わせていただき、日本ではなかなか経験できない貴重な異文化体験となりました。

 また、長期休暇中はアメリカの各地を旅行し、アメリカのダイナミックさや場所によってかなり違う地域の文化に魅了されました。その一方で、貧富の格差を目の当たりにしたり、日本では考えられないほど治安に不安を感じる場所が多くあり、日本の安全性の高さがいかに貴重なものであるかを実感しました。また、アメリカの政治がトランプ大統領に代わってちょうど大きく変わっていくタイミングであったこともあり、友人が政治に関してとても感情的に意見を述べていたり、ニュースなどでデモ行進などをしている映像を見たりすると、多くの市民が政治に強い関心を向けていることが伺え、日本とは違った様々な問題がアメリカにはあるということを目の当たりにしました。アメリカで生活したことで、日本で学んだりニュースなどで見聞きするのとは違い肌で感じることができたことは、私にとって心に刻まれる経験となりました。

 長かったような短かったような、けれどとても濃厚で充実した9か月をアメリカで過ごすことができました。アメリカ留学で私が経験したことは、今後も私の人生に大きく影響するだろうなと感じています。この留学によって様々なことを学びましたが、その一つに日本の素晴らしさを再認識できたということがあります。日本の良さをもっと海外の人々に伝えていく、そんな仕事に就きたいと考えています。

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更新日:2019年03月15日