コロナ禍をきっかけに vol.106(令和3年9月号)

「仕事」と、家庭や地域活動、趣味や自己啓発といった「仕事以外の生活」の調和を図り、その両方を充実させる働き方、生き方のことを「ワークライフバランス」といいます。新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちの働き方や日々の生活が大きく変わった今、これまでの働き方や、家庭での生活を一度考えてみませんか。

働き方の変化によって 

私たちの働き方は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの事業所がテレワークを導入し、在宅勤務などが普及しました。家族と過ごす時間が増えたり、通勤時間がなくなるなど、時間の使い方に変化があった人も多いのではないでしょうか。

内閣府の「令和3年度版男女共同参画白書」によると、「テレワークを経験して感じたこと」という調査では、通勤時間が少なくなることでストレスが減り、時間を有意義に使えるとの回答が多くありました。

一方で、男性は、「時間のメリハリがつかず勤務時間外も働いてしまう」「自分の仕事のスペースが確保できない」など働き方についての課題を感じた人が多く、女性は「家事が増える」「自分の時間が減ることがストレス」など家庭生活についての課題を感じる人が多いという回答結果でした。

また、「家族と一緒の時間が増えてよい」と回答する人もいれば、「家族と一緒の時間が長いとことがストレス」と回答する人もいました。

生活では

家庭では、外出自粛や学校の休校などで家族と過ごす時間が増えたことにより、家事や育児、介護の負担が、女性にかかりすぎていたことに気付いた男性もいるのではないでしょうか。

この機会に、今後の役割分担について、パートナーや家族と話し合ってみてはどうでしょうか。

DVの増加

一方で、外出自粛による在宅時間の増加や、休業などによる生活への不安やストレスから、配偶者などからの暴力(DV)の増加や深刻化が懸念されています。

令和2年度、全国の配偶者暴力相談支援センターとDV相談+(プラス)に寄せられた相談件数は、前年度から比べると約1.6倍に増加しました。DVは重大な人権侵害であり、決して許される行為ではありません。一人で悩まず、相談機関に相談してください。

 

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更新日:2021年09月03日