DVは勇気を出して相談を 男女共同参画ミニ通信vol.12(平成25年11月号)

近年、ドメスティック・バイオレンス(DV)についての認知度は高まっています。しかし、平成24年4月内閣府「男女間における暴力に関する調査」によれば、被害を受けた人の約半数がどこにも相談していません。DVを知っていても、いざ自分の身に起きると、まだまだ相談しづらい現状があるようです。
日本は、長い歴史の中で「我慢すること」を美徳とする傾向がありました。また、自分の置かれている現状や目の前の問題に対して「仕方がない」と”飲込んでしまう性質”もあります。
世界的に見ても、協調性に優れていることや努力を惜しまないことが評価される日本人。痛みや苦しみを口に出さないことが、よく美談になります。  

「大したことない。自分さえ我慢すれば・・・」

  DVを受けている人は、よく上のような言葉を口にします。目標達成や自己実現のためには有効なことが多い「我慢」「努力」。しかし、暴力をふるう相手に対しての我慢や努力は、かえって自分の状態を悪くさせます。自分らしさを失ったり、刻々と過ぎている人生=時間を浪費しかねません。
もし、あなたの近くで暴力に対して我慢している人がいたら…。もし、あなた自身が暴力をふるわれることを仕方がないとあきらめかけていたら…。一度、勇気を出して相談してください。DVは我慢することでも、仕方がないことでも絶対にありません。

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更新日:2019年04月16日