それ、セクハラかも !? 男女共同参画ミニ通信vol.68(平成30年7月号 )

セクハラとはセクシュアル・ハラスメントの略で、性的な嫌がらせのことです。職場や学校など、セクハラはさまざまな場で起きています。たとえ親しみを込めたコミュニケーションのつもりでも、相手がその言動を不快に感じたら、それはセクハラです。セクハラは、強制性交等罪や強制わいせつ罪、暴行罪や名誉棄損罪などに問われることもあり、決して見過ごすことのできない問題です。

セクハラとは?

男女雇用機会均等法での職場におけるセクハラとは、「職場」において、「労働者」の意に反する「性的な言動」により、就業の環境が悪化したり、拒否や抵抗した結果、解雇や異動など労働条件について不利益を受けたりすることです。
「職場」には、いつも就業している場所だけでなく、取引先の事務所や業務中の車中、出張先や業務の延長と考えられる宴会の場なども含まれます。「労働者」とは、非正規労働者を含む、事業主が雇用するすべての労働者をいいます。「性的な言動」とは、次のような性的な内容の発言及び性的な行動をさします。

(1) 性的な発言の例

・性的な冗談やからかい
・性的な事実関係を尋ねる
・食事やデートへの執拗な誘い
・性的な内容のうわさを流す など
 

(2) 性的な行動の例

・必要なく身体に接触する
・性的な関係を強要する
・強制わいせつ行為や強姦
・わいせつ画像の配布・掲示 など

事業主には、相談窓口の設置や事実関係の調査、被害者に対する配慮の措置や、セクハラ行為者への厳正な対処など、セクハラを防止する措置を講じる義務があります。

セクハラにあったら

もしセクハラにあったら、拒絶の意思を相手にはっきり示し、その行為はセクハラだと伝えましょう。会社の相談窓口や、都道府県労働局「雇用均等室」に相談しましょう。
「男のくせに根性がない」「女には仕事を任せられない」など、性別役割分担意識に基づく言動は、セクハラが発生する原因や背景になることがあります。日頃から、相手がどう感じるかを考えて、自分の言動に気をつけることが大切です。  

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更新日:2019年04月01日