「性被害から子どもを守ろう」vol.164(令和8年7月号)

夏休みは、水遊びやお祭りなど楽しい機会が増える一方で、大人の目が届きにくくなる時間も増え、子どもが受ける性被害のリスクが高まる時期でもあります。家庭や地域で子どもを守る意識を持つことが大切です。

見えにくい子どもの性被害

子どもの性被害は、自宅や親戚宅、学校や塾などで、信頼している人や顔見知りにより起こることもあり、子どもも被害と気づけず、周囲の人も気づきにくいのが特徴です。近年はSNS上で年齢や性別を偽って近づいてきた加害者に、言葉巧みにだまされて、性的画像を送らされる被害も増えています。また被害は性別に関係なく、男の子にも及びます。

性被害は回数や期間に関係なく、子どもとその家族の心身に長く影響し、時にはその人生を大きく変えてしまいます。性加害は暴力であり、重大な犯罪です。

自他の心身への「尊重」を育てる

子どもが「NO」と言えるように、就学前や小学校低学年のうちから、日常の場面でプライベートゾーンについて話しておきましょう。体や性について自然に興味を持つ子どもに対して隠そうとせず、正しい知識や体の仕組みを伝えることが重要です。小さな頃から少しずつ学ぶことで、子ども自身の安全と自己肯定感をはぐくむことにつながります。

プライベートゾーンの図 口と水着で隠れるところ,口,胸,おしり,性器,自分のからだは自分だけのとっても大事なもの

プライベートゾーン

また、子どもを加害者にさせないために、家庭や地域で「人を大切にする心」を育てることも大切です。

  • 「自分がいやだと思うことはしない」、「いやと言われたらやめる」
  • 自分だけでなく、相手の体や心の境界を尊重する
  • SNSでも相手の気持ちを尊重し、いやな感じがしたら周りに相談する

これらを子どもが日常的に繰り返し学ぶことが、子どもの性被害や性加害を防ぐ土台になります。

親子で学ぶきっかけに

今月から8月末まで、精華町交流ホール前でプライベートゾーンのパネル展を開催します。絵本や展示を親子で見ながら、「自分の体も相手の体も大切にする気持ち」を話し合うきっかけにしてください。

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更新日:2026年07月03日