デートDVってどんなこと? 男女共同参画ミニ通信vol.49(平成28年12月号)

交際相手との間で起こる暴力のことを「デートDV」といいます。内閣府の調査(平成26年「男女間における暴力に関する調査」)では、女性の5人に1人、男性の10人に1人が交際相手から暴力を受けています。そして、被害を受けた女性の約6割、男性の約4割が交際相手と別れています。デートDVでは、男女ともに加害者にも被害者にもなりやすく、デートDVが別れる原因の一つになっているといえます。では、具体的にどんなことがデートDVにあたるのでしょうか。

まず知ろう「デートDV」

デートDVは、殴る蹴るなどの身体的暴力だけを指すのではありません。交際相手との間でこんなことはありませんか?

  • 髪を引っ張る、物を投げつける
  • 侮辱する、脅す、無視する
  • 頻繁なメールや電話、行動の監視
  • メールのチェック、交友関係の制限
  • お金や物を貢がせる、お金を返さない
  • 性行為の強要、性的画像の撮影

何か心あたりがあれば、気づかないうちにデートDVを受けていたり、相手の気持ちを傷つけていたりする可能性があります。「好きどうしなら相手に何をしても許される」「愛しているから相手を束縛する」などの間違った思い込みがあると、相手に執着したり力で支配しようとしたりしがちです。しかし、自分と相手は独立した別の人格です。「彼氏」「彼女」だからといって、相手を自分の思い通りにすることはできません。逆に、相手の気持ちを考えることが必要なのです。

何かおかしいと思ったら

自分が嫌だと思うことは、勇気を出して相手に「辛い」「やめてほしい」「嫌だ」と言葉にして伝え、止めてもらいましょう。我慢して耐えていると、相手の行動がエスカレートしていくことがあります。「ひどいことをした後、謝ったり優しくしたりする」のを繰り返すのがDVだからです。交際相手からひどいことをされたり、侮辱されたりしても、「好きだから」と許していませんか。対等でいい関係を築くために、二人の関係を見直してみることが大切です。
何かおかしいと思ったら、友人や信頼できる第三者の意見を聞いてみましょう。まわりの人の方が、二人の関係を客観的に見ることができます。困った時は、早めに相談機関に相談しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2019年05月07日