発達支援ルーム「こねっく」
「こねっく」で行う発達支援では、 子どもへの「療育」プログラム と家族(保護者)への相談支援・助言 のどちらも大切にします。 ここでの「療育」とは、「発達について何らかの支援や配慮を必要とする子どもに、望ましい働きかけや環境整備を行うこと」を言います。 「療育」プログラムと家族への相談支援・助言によって、子どもと家族の暮らしがより安定したものとなることを目指します。 また、保育所や幼稚園等とも連携して、さまざまな生活の場で療育を活かせるようにしていきます。
プログラムのねらい
「こねっく」では、子どもの発達にとって「自分が好き!」と思えることがとても大切だと考えています。そのためには「わかった!できた!やった!うれしい!」と子ども自身が実感できることが必要です。 プログラムを通して、一人ひとりの「わかり方」や「感じ方」を丁寧に観ること、そして、子どもの分かり方に応じたサポートの方法を考え、子どもの発達の芽を育てていけるよう取り組みます。
利用条件
精華町に在住する就学前までの子ども
利用日時※平成28年度
月~金曜日(土日祝は休所)。通所は週1回(~2回)。
※利用人数や子どもの状況、保護者の希望などにより、週2回の通所を認める可能性があります。
【Aパターン】5~6名でのプログラムを実施する場合 → 9時15分~11時30分
【Bパターン】1~2名でのプログラムを実施する場合 → 9時15分~15時の間で1時間~1時間30分程度
※通所していただく曜日については、子どもたちの発達段階・状態・年齢などを考え、その子どもに合ったプログラムと曜日を検討して決定します。
場所
発達支援ルーム「こねっく」(旧ほうその第2保育所)
〒619-0241 精華町大字祝園小字出森3番地、4番地
プログラムの流れ
【朝の準備・お当番活動】
登所してきた子どもは、保護者の方からスタッフへと引き継がれます。子どもは教室でかばんやタオルなどの用意をします。保護者の方には、再度お迎えに来ていただきます。
【ホールで遊ぼう】
・自由遊び
子どもの好きな遊びを中心に、しっかり体を動かして、設定されたプログラムが始まる前に体と心の準備をします。
・設定の取り組み
子どもたちの感覚的な欲求を満たしながら自分の体を通して「できた!」と実感できるような取組を大切にします。
【朝の会】
教室で着席して、呼名やスケジュールの説明、歌、手遊びなどを行います。簡単なルールのある遊びをしたり、皆で話し合ってお当番を決めたりすることもあります。
【ひとりで勉強・先生と勉強】
・ひとりで勉強
子どもひとりひとりの発達段階に合わせた「個別課題」を行います。大人の指示や手伝いを受けずに意味や解き方が理解できる課題を自分の力でやりきることで、「わかった!できた!」という自信や達成感を得ることができます。
・先生と勉強
子どもにとって少し難しい課題や、大人と一緒に行うことでより理解を深められる課題を設定します。
【休憩時間】
子どもどうしの自然な相互作用を観察して、必要とされるスキルの評価・獲得につなげていきます。
【おやつ】
おやつの準備や受け渡し、後片付けなどを通じて、コミュニケーションや社会性を養います。
【終わりの会】
教室で着席して、その日のプログラムの感想を聞いたり、歌をうたったりします。保護者の方には、プログラムの取組内容や、子どもの様子をお伝えします。
利用料
児童福祉法に基づく金額と「こねっく」で定めたおやつ代・教材費をお支払いただきます。1か月分をまとめて徴収します。
※平成28年度の金額です。
利用料(1回) 1032円(前日または前々日に連絡のあった欠席時 94円)
おやつ代(1回) 50円 教材費(1ヶ月) 500円
※「利用料」は、児童福祉法の「児童発達支援事業」に定められた金額です。
※所得に応じて、月あたりの「利用料」額には支払い上限があります。
Q&A
Q.保育所や幼稚園とは異なる「こねっく」のプログラムの特徴はなんですか?
A.小集団(個別)によるプログラムを実施しています。プログラムについては、作業療法士・臨床心理士・臨床発達心理士など、専門職による評価を行い、個々に応じたねらいをたてて、療育を行っています。
Q.家や保育所・幼稚園で困っている話を聞いてもらうことはできますか?
A.お母さんが困っておられる行動は、本人からみれば「僕も(私も)困っている」ことかもしれません。本人が困っていることを解消していくためにも、家や園での様子をお聞かせいただき、一緒に考えていきたいと思っています。
Q.たとえば、「子どもが教室でじっとしていられません」という行動に対して「こねっく」ではどのように考えられていますか?
A.「教室のなかでじっとしていられない」という子どもはたくさんいます。でも「教室の中でじっと座る」のが苦手である理由には、さまざまなものが考えられます。 おしゃべりが好きな子どもであっても、人と話している内容を理解するのは苦手で、「わからない」話を長く聞かされることが苦痛なのかもしれません。「じっと座っている」には、椅子の上で同じ姿勢を保たなければいけませんが、自分の体の重さやバランスをうまく感じられておらず、長くは座っていられないのかもしれません。部屋の環境の問題として、周りの子どもとの距離が近すぎて圧迫感を感じていたり、先生以外に見えるものや聞こえる音などに気持ちが奪われたりしやすいのかもしれません。次々とやらなければいけないことが変わっていく中で「先生の話を聞かなければいけない時間になった」とは気づけていないことだって考えられます。 「じっと座っていられない」というひとつの行動を取り上げても、さまざまな原因が考えられます。小さい集団だからこそ把握できる子どもの姿や、ひとり一人の検査の結果からその子の「行動の背景を丁寧に探り」それを保護者の方と共有していきたいと考えています。
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更新日:2019年03月15日