『高の原』北西部に位置する桜が丘地区。木津川市の『赤松の道』から境界線を経て精華町に入ると『池谷の道』が整備されています。
『池谷の道』を北に進むと池谷公園に辿り着きます。歩道橋の北東に鈴鹿山系の山々、北西には、けいはんなプラザホテルも見えます。街路樹にはイチョウが植えられ、秋になると黄色で彩られます。
季節や時間によって変わる精華町を楽しむ、まるで展望所。歩道橋から続く長いスロープは、高齢者や子供達に優しい造りです。町の隠れたスポットかも。
南にテニスコートや石積のある時計台広場、芝生グラウンドもあり、週末は住民の皆様が利用されます。ゲートボールをする仲間やボールで遊ぶ親子等、のどかな様子が見られます。スロープ横には周回路のような多目的広場もあります。
高台にある街ですが、各所にスロープや歩行者のための遊歩道、ベンチも整備されており、木陰も沢山あって、散歩には最適なコースです。
住宅街北側の山田川沿いの遊歩道は、小学生のマラソンコースにもなる道、その先に広がる田園風景、遠くの山や空に癒されます。背の高いメタセコイアが街角のアクセント。ここには古墳や本等をかたどったオブジェがあり想像力を掻き立てます。
山田川沿いの遊歩道には、桜が丘地区から乾谷地区に繋がる『やすらぎ橋』が整備され、乾谷に接続するスロープは大きくカーブし、緩やかな勾配になっています。横に旧山田荘小学校跡地の石碑も。川沿いの桜並木は、春になると川面に反射して、菜の花と一緒に美しい景観が楽しめます。これからの桜シーズン、花見の穴場スポットです。
桜が丘の南から東へ境界上を歩いていくと、今度は奈良市側の境界にぶつかります。そこが『万葉の小径』のスタート地点。
精華町と奈良市の境界線に整備された万葉の小径には、衣食住に関わる歴史や、万葉集にちなんだ樹木の説明プレートがあり、歴史や文学好きにはたまらないスポットです。
小径の最終地点に、国の史跡に指定された、珍しい上円下方墳『石のカラト古墳』が出現します。悠久の歴史を物語っているかのようです。奈良市と木津川市にまたがって存在していますが、精華町の境界線に接していますので是非立ち寄ってみてください。
桜遊歩道を歩いていると、NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公のように、可愛い植物や動物達との出会いに、心がトキメキます。萩の花、ツユクサ、ツタ類、カタツムリ、水辺のカモ、キジバト等他にも沢山出会えます。ハートのような葉に小さな小さな白い花が咲いていました。(9月中旬)
一服も終わり、桜が丘地区の東の境界上の遊歩道を北に、池谷公園方面に向う途中の兜台3号公園(ふじだな公園)を抜けた先に、巨大な2つの円筒形の配水池が同時に目に入ります。木津川市(東側)と、精華町(西側)の配水池です。このあたりが昔は山の頂上だったのか?と思いを巡らせ、ゴールの池谷公園に着き、一周約1時間の散歩は終了します。
精華町桜が丘地区在住約20年、会社員。コロナ禍でテレワークが推奨され、自宅での仕事が余儀なくされた事をきっかけに、運動不足解消で朝散歩をはじめる。散歩をはじめて、桜が丘周辺の四季折々の魅力を新たに発見。趣味は登山、ツーリング等
今回「みなみの端っこ」境界散歩で紹介されたスポットを含めた、小さな旅(ウォーキング)を右のスケジュールで実施いたします。紹介された場所を解説をしながら実際に歩き、桜のベストスポット(花見スポット)や万葉の小径など、精華町の魅力を実感できるウォーキングです。リピーターの方も初めての方も大歓迎、ご家族で是非ご参加ください。
実施日 | 令和6年3月30日(土) |
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集合・解散 | 集合9:00近鉄山田川駅前 解散12:30近鉄高の原駅前 |
距離 | 約7km |
コース | 近鉄山田川駅→山田川沿い遊歩道(花見スポット)・桜が丘緑地帯遊歩道→池谷公園(休憩)→押熊瓦窯跡 →万葉の小径→石のカラト古墳→赤松の道・山桜の道→近鉄高の原駅前 |
定員 | 30名 |
持ち物 | 飲み物・雨具・ビニールシート・カメラ(スマホ)等 |
参加費 | 500円(小学生100円・未就学児無料) 記念バッチプレゼント |
申込方法 | 実施前日までに、下記の電話又はEメールください。 NPO法人 精華町ふるさと案内人の会 電話:090-8877-4991 Eメール furusato_seika@yahoo.co.jp |
備考 | 雨天決行~気象警報発令の場合中止 ※LINE「(公式)精華町ふるさと案内人の会」アカウントに登録されている方は、LINEで申し込みできます。 |