精華町には、開発などでその風景が一変した地域が、いくつもあります。今回はその中で、菱田・下狛地区をご紹介します。私は精華町のこの地域に住んで30数年になりますが、その間、普段の生活の中で目に映る風景はずいぶん変化しました。まさに、この風景の変化は精華町の発展の歴史でもあります。今回は過去(2012年11月)、秋の菱田・下狛の風景をご紹介します。
昔はこんなだったんだと頭にその風景をイメージしながら、今を歩くのも、より深く精華町を知ることにもなります。是非、秋の菱田・下狛地区の歴史や今を楽しんでください。
10年ひと昔と云いますが、2012年(平成24年)11月25日の日曜日です。朝、窓から見える薬師山がいい感じに色づき始めていたのでこれはちょっと見にいかねばと…、朝の8時から歩き始めました。気が付くとお昼も食べずに6時間ほど歩いていました。
水面が水鏡となり黄金色に染まったところにマガモ・ホシハジロ・カイツブリなどの水鳥も集まり始めていました。
池の南側、薬師山の麓の墓地を少し上った所から見る景色もお薦めです。
明治15年(1882)に発行された「菱田村誌」では、薬師山は舞鶴山と記され、その注記で薬師山ともいうと記されているそうです。「鶴が舞う山」いつの頃まで見られたのでしょうか。
川沿い北側の道が紅葉を楽しめるところです。堤防の草むらも気にかけて歩いてください。この時はイタチと出合いました。
水際も要観察です。カワセミにも出合えることがあります。
池にはマガモなど、冬には水鳥が集まります。
ここへは目隠ししてお連れしたいです。現場に着いて目隠しを取れば「ここはどこ?」と驚かれるような景色が広がっています。
ほとんど人影を見かけません。静かな池越しに見る山々の景色がとても美しいところです。
山田池、下狛新池の周辺ではバードウォッチングを楽しめます。大きな柿の木ではホオジロ・ムクドリ・メジロを見かけました。
山の東側の高く長い石段を上りきると、紅葉の美しい樹木に囲まれた鞍岡神社です。
近鉄狛田駅北側から煤谷川沿いに東へ歩くと春日神社に着きます。
境内の紅葉が美しいところです。一面の敷紅葉を楽しむこともできます。
今回は、10年ひと昔、2012年11月の古池・煤谷川・山田池・下狛新池・鞍岡神社・春日神社の秋の風景をご紹介しました。
次回は、今回ご紹介したウォーキングコースを13年ぶりに歩きます。今も変わらずその風景を残すところ、開発が進み新たな風景になったところ、その後の散策の様子をご紹介します。
この法人は、精華町を中心としたけいはんな地区の歴史や文化・伝統を修得し、その成果をこの地域の内外の人々に語り部として伝え、観光振興に寄与すると共に、次世代に継承することを目的として、観光ガイド事業「せいか小さな旅、ふるさと発見の旅」(町内外各所巡り)等の活動をしています。
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精華町に住んで30年。日々精華町の魅力の再発見に勤しむ。NPO法人精華町ふるさと案内人の会理事長。趣味は写真や動画の撮影と編集、ギター演奏、まちのいいところ探しとその案内。
収穫祭【秋の味覚マルシェ】東畑集落営農組合の野菜・米・柿・花等の販売。元気塾の焼き芋販売・ 釜炊きキノコ飯、蒸しパン、カフェ出店、手芸品販売。おーぷんせさみのお菓子・手芸品小物類の販売。 【お楽しみエンターテイメント】プロが教える!ストレッチ体操・ちびっこかけっこ教室・大道芸人ゆーぽんによるパフォーマンス・光台の小学生によるストリートダンス。
精華町では町内外の皆様からの写真の応募をお待ちしています。
※上の写真は2024年度町民の皆様から送っていただいた「みつけた(みつける)町の風景」の写真です。