

精華町の知られざるパワースポット、稲植神社の秘密に迫ります!これを知ると、誰かに話したくなる、一度行ってみたくなること間違いなしです!
精華町の住宅街と田園の中に、突如現れた鳥居をくぐってみると、木々に包まれた境内は、厳かで神秘的な力で溢れていました。
今回はそんな精華町の知られざるパワースポット、稲植神社をご紹介します。町の人たちには古くから「氏神さま」として親しまれてきた、地域に根ざした神社です。
この稲植神社は祇園八坂神社につながる「元祇園」とされる神社で、神紋も
その名の響きからも分かる通り、スサノオは日本神話の勇猛な神として知られ、ヤマタノオロチ退治の伝説でも有名です。そんな神様が祀られている精華町の守備力の強さに、思わずびっくりしました。
本殿の裏には御神木の巨大なカシの木があり、このカシの木こそが精華町のシンボルツリーでもあります。
こちらに祀られている神様は一柱だけではありません。小宮の熊野宮の御祭神は伊邪那美命(イザナミノミコト)。天満宮の御祭神は菅原道真公。八幡宮の御祭神は応神天皇です。
さらに、八王子社には八柱の神々、四の宮には四柱、祓戸社にも四柱の神々が祀られており、境内全体が多くの神様に見守られています。これぞパワースポットに呼ぶにふさわしい場所だと驚きを隠せません。
創建は室町時代中頃と伝えられています。その後、歴史の教科書で聞いたことのある、応仁の乱の戦火により一度焼失し、明治2年に再建されました。長い年月を経て、地域の人々に大切に受け継がれてきた由緒ある神社です。
また、明治以前は神仏習合の時代で、かつては東福寺という寺院が併設されていたと伝えられており、歴史好きにはたまらない背景も持っています。
境内の手水舎には、季節の花を浮かべた花手水が設えられ、参拝者の目を楽しませてくれます。そばには神牛が祀られており、農耕や五穀豊穣との関わりを感じさせます。
さらに、狛犬に加えて社殿の上には立派な龍の彫刻があり、その龍が抱く玉は、見る人によっては光って見えることがあるそうです。
実際に私もめちゃくちゃドキドキしながら見上げてみた結果……、うわぁぁぁ!!めっちゃ光ってた!!!!
って言いたい所ですが、玉は石のままでした。きっと、まだまだ徳が足りないのでしょう。もっともっと徳を積み重ねれば、光り輝いて見える日が来るのかもしれません。これから毎年チャレンジします。
又、毎年7月14日、境内では祇園祭「ぎおんさん」が開催されています。「祇園祭は京都市だけ」と思われがちですが、元祇園の名の通り、精華町にも受け継がれてきた祇園祭があります。
当日は屋台が立ち並び、地元の人々が大勢集まる精華町の夏の風物詩です。子どもたちにも大人気で、地域全体が活気に包まれます。
七五三の季節には家族連れの参拝客で賑わい、新年には干支の絵馬が飾られ、初詣で氏神さまに感謝を伝え、願いを込めておみくじを引く人の姿も多く見られます。
そんな精華町民に愛される稲植神社。初詣や散策の折に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
あなたの目には、本殿の龍の玉が光って見えるかもしれません。是非、お試しあれ!
10年前に大阪市から精華町に移住。今年から子供も大学生になり、自分自身も法学部の大学生になりました。精華町が大好きなので、町の素敵なところをたくさんご紹介したいです。
精華町では町内外の皆様からの写真の応募をお待ちしています。
※上の写真は町民の皆様から送っていただいた「みつけた(みつける)町の風景」の写真です。