

2025年に開設20周年を迎えた精華町子育て支援センター。親子で遊べる「すくすくプレールーム」をはじめ、赤ちゃんサロンや離乳食講座、パパ向けの事業など、子育て家庭を支えるさまざまな取り組みを行っています。「子育て支援センターがあることは知ってても、“どんなところなんやろ?”って、まだ来たことがない人も多いんです」。そう話すのは、こまだ保育所の所長と子育て支援センター長を兼任する伊藤治子先生です。
Q.「行ってみたいけど、初めてはちょっと緊張する」という方も多いですか?
伊藤先生 どんな人がいるんかな、どんな雰囲気なんかなって、初めは不安ですよね。だから乳児健診にも私たちが出向いて、“子育て支援センターには、こんな顔の先生がいますよ”って知ってもらうようにしてるんです。「この先生がいるなら行ってみようかな」と思うきっかけになれば嬉しいですね。
◯乳児健診で一度顔を合わせたことが、子育て支援センターを訪れるきっかけになることもありそう!
伊藤先生 一回来たら、“あ、こんな感じなんや”って分かりますからね。みんなの輪に入らないといけないわけでもないし、親子二人で遊んでてもいい。まずは気軽に来てもらえたらと思います。
◯子どもを遊ばせるだけじゃない。ママもパパも、ちょっとひと息つける。子育て支援センターは、そんな場所でもあるようです。
Q.先生たちが、いちばん大切にしていることは何ですか?
伊藤先生 やっぱり、“寄り添う”ことですね。子どもだけじゃなくて、お母さんにも、お父さんにも。子どもを遊ばせに来てるけれど、本当は自分がちょっとおしゃべりしたい、っていうお母さんもいます。ここで誰かと話して、ひと息ついて、少しでも気持ちが楽になったら、そのあと子どもに向き合うときも、少し違うかなって。そんなことを願いながら、毎日、お母さん、お父さん、赤ちゃんに向き合っています。
◯「お母ちゃん、がんばってるね」。そんな何気ない声かけも大切にしています。
Q.遊びに来たついでに、子育ての悩みを話される方も多いそうですね。
伊藤先生 もちろんです。自分では、「これって相談するほどのことなんかな?」って分からないこともありますよね。何回か顔を合わせて、おしゃべりしているうちに、「実はね…」って話してくれることもあります。ここだけで全部解決するのではなく、その人に必要なところにつないでいくのも、私たちの役割だと思っています。
◯必要に応じて、保健師や行政の担当部署など、より専門的な支援へつなぐこともあるそうです。
Q.事業が本当にたくさんありますね。
伊藤先生 お母さんたちの様子を見ていると、「離乳食、何を食べさせたらいいの?」とか、「歯のことも知りたいな」とか、その時々でいろんな悩みが出てくるでしょう。そうした声をヒントに、離乳食の講座や歯科衛生士による指導など、その時々に必要な支援を取り入れてきました。プレールームに来たついでに、「このあとやるから、行きたい人おいで」くらいの気軽な感じで参加できる講座もあります。
◯できるだけ気軽に参加できる場にしたい、という思いがあるそうです。
Q.「赤ちゃんとパパ」は、ママは入室禁止なんですね。
伊藤先生 そうなんです(笑)。参加できるのは、パパと赤ちゃんだけです。お母さんに言われてやるのと、自分で聞いて覚えてやるのとでは、やっぱり違いますからね。お父さん自身が赤ちゃんとの関わり方を学ぶことで、「自分にもできる」という自信につながっていきます。
また、お父さん同士で「うちもそうです」「大変ですよね」と話すことで、同じ子育て中の仲間とつながれるのも、この事業の魅力。参加するお父さんも増えています。
◯「パパ自身が子育てを学び、パパ同士でも気軽に話せる」そんな場になっています。
Q.これからやってみたいことはありますか?
伊藤先生 世代を超えた交流を、もっと増やしていきたいですね。地域の高齢者の方に昔ながらの遊びを教えてもらったり、いろいろな世代や地域の方々と触れ合える機会も大切にしたいと思っています。地域の農家さんの協力を得て芋掘りや大根掘りを楽しむなど、取り組みも進めています。子どもたちが土を触って、自分で収穫すると「これ嫌いやったけど、食べたらおいしかった!」っていうこともあるんですよ。そういう体験を、もっと増やしていけたらと思っています。
Q.最後に、まだ子育て支援センターを利用したことがない方へ、メッセージをお願いします。
伊藤先生 ぜひ、一度、気軽に来てください。自転車でも、車でも、ベビーカーでも大丈夫です。私たちの顔を見に来てもらうだけでもいいんですよ(笑)。Instagramでも日々の様子やイベント情報を発信しているので、「こんなところなんやな」って、まずはのぞいてもらえたらうれしいです。
この日は、2カ月から1歳半までの赤ちゃんとママ・パパを対象にした「よちよちひろば」の日。室内は、月齢や成長に合わせて安心して遊べるように工夫され、小さな赤ちゃんと、ハイハイやつかまり立ちなど動きが活発になってきた子どもたちのスペースも分けられています。
子育て支援センターだよりや精華町の広報誌「華創」の子育てすくすく掲示板の中でも予定を掲載しています。Instagramなどでも詳細を確認できるので、ぜひチェックして遊びに来てください。
| 所在地 | 〒612-0245 京都府相楽郡精華町大字下狛小字浄楽76,77,78番地 (こまだ保育所内) |
|---|---|
| 連絡先 | TEL 0774-98-4001 FAX 0774-94-3780 |
| https://www.instagram.com/kodomo2005kosodate/ | |
| お申込み | 事業へのお申込みはこちらから |
2人の息子を育てながら、ライターとしてのキャリアは30年以上。書籍やWEBなど、幅広いジャンルの執筆に携わる。最近は、1日カフェの運営や脚本の勉強にも挑戦中。モットーは「気になったら、とりあえずやってみること」。
精華町では町内外の皆様からの写真の応募をお待ちしています。
※上の写真は町民の皆様から送っていただいた「みつけた(みつける)町の風景」の写真です。