活性化の概要
はじめに
精華町議会は、ここ十数年間、「いまのままでは住民の期待に応えられない」と考え、議会の活性化(世間では、議会改革とも言っています)を進めてきました。
議会というのは、「前例主義」が幅を利かせやすいところです。しかし、それでは、いいところも伸ばせないし、悪いところの改善も進みません。
なので、「まず、やってみよう」の精神で、取り組んできました。改革は、いい点もありますが、100点満点でもありません。まず、やってみて、それが成功すれば本格実施に移しました。逆に、マイナス点だけが目立つなら、元の形に戻してきたのです。
活性化を進める「視点」は、「住民と共に学び・考え・実践する」です。例えば、住民参加の研修会を開催し、ワールドカフェ方式で住民と一緒に考え意見交換し、せいか祭りでブースを出してお知らせするなどです。
活性化を進める「姿勢」は、「自分で立ち・自分の頭で考え・実践する」です。精華町議会も、活性化までは、多くの地方議会と同じように「追認議会」でした。あまり、自分たちで考えずに、町長提案や住民の陳情に対して、イエスかノーを言っていました。もちろん、それも議会としての大切な仕事ですが、受け身でしかありません。「今の課題」だけでなく、「近い将来の精華の課題」をも、積極的に考えて提言することが求められていると考えています。また、政策課題は、地域や時代によっても違います。全国一律ではかゆいところに手がどかないので、地方自治体があり町長や議員がいるのです。上(政府や府県)や横(近隣自治体)ばかり気にするのではなく、足元(精華町の住民や団体)をしっかり見つめての議会活動が求められます。
そして「チーム議会」。議員は、多くの住民からさまざまな意見を聞いています。聞いた個人の議員活動だけでは、なかなか実現に近づきません。そこで、委員会や会派単位で力を合わせる必要があるのです。議員や会派は、政策が違います。でも、共通するところもあります。例えば、交通事故が多い交差点を放置していてもいいと考える議員はまずいません。何らかの対策が必要だと考えます。法律知識のある議員・地形知識のある議員・財政制度に精通した議員・運転心理の知識のある議員などが知恵を出し合い、どうすれば安全が確保できるのかを考え・提言するような活動のあり方が必要だと考えています。チームとしての議会活動を展開することです。
このような考え方を実践する議会にするために、これまで議会活性から取り組んできました。そして、今後も「より良い議会」をめざします。
住民の皆さんには、「お任せ」ではなく、議会・議員をチェックし、応援していただければと考えています。
詳細内容
その多くは、「議会基本条例」に中に反映されます。
主なものは、次の通りです。
住民の政治参加をすすめる取り組み
- 議会だよりの改善
- 議会ホームページの改善
- 本会議・委員会のインターネット中継
- 本会議会議録のネット公開・検索機能
- 全員協議会・会派代表者会議も、正規の会議として公開・記録
- 管外研修など、参加議員のレポート公開
- 政務活動費の領収書をネット公開
- 議案書を傍聴者に貸し出す
住民の知る権利の保障をすすめる取り組み
- 議会だよりの改善
- 議会ホームページの改善
- 本会議・委員会のインターネット中継
- 本会議会議録のネット公開・検索機能
- 全員協議会・会派代表者会議も、正規の会議として公開・記録
- 管外研修など、参加議員のレポート公開
- 政務活動費の領収書をネット公開
- 議案書を傍聴者に貸し出す
議会・議員の能力を高める取り組み
- 各種研修会の実施
- 各委員会の現地視察・関係者からのヒアリング
- 議員1人が複数の常任委員会に就任する
- 通年議会の実施
- 政務活動費の支給・活用
- 全国からの視察要請への積極的な受け入れと意見交換
- 政治倫理条例の制定
- 町長傘下の審議会委員からの撤退と担当委員会でのチェック
自主的・自発的な合意づくりをすすめる取り組み
- 各種研修会の実施
- 各委員会の現地視察・関係者からのヒアリング
- 議員1人が複数の常任委員会に就任する
- 通年議会の実施
- 政務活動費の支給・活用
- 全国からの視察要請への積極的な受け入れと意見交換
- 政治倫理条例の制定
- 町長傘下の審議会委員からの撤退と担当委員会でのチェック
議会改革・活性化のあゆみ (PDFファイル: 121.5KB)
取り組みの結果
平成28年度、全国町村議長会の「町村議会特別表彰」を受賞しました。
令和2年度、マニフェスト大賞実行委員会の第15回マニフェスト大賞「優秀躍進賞」を受賞しました。
早稲田大学マニフェスト研究所の2019年度(令和元年度)議会改革度調査では、全国都道府県・市区町村議会のなかで、総合19位に到達することができ、2022年度(令和4年度)・2023年度(令和5年度)の議会改革度調査でもその順位を維持しています。
- この記事に関するお問い合わせ先
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精華町議会 議会事務局 議事係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地
電話番号:0774-95-1908
ファックス:0774-95-3972
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更新日:2024年06月25日