DV防止啓発コラム1 「DVは我慢しない!見過ごさない!」

毎年11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です

ドメスティック・バイオレンス(DV)とは、直訳すると「家庭内の暴力」とか「家族間の暴力」となります。ですが、現行の日本のDV防止法では「被害者」の対象を、「配偶者又は生活の本拠を共にする交際相手からの暴力」としています。よって、家庭内暴力という言葉から連想される親子間、兄弟・姉妹からの暴力はこれに含まれないことになります。

DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)は2001年10月に施行されました。この「配偶者」とは婚姻の届出をしていない事実婚の関係や元配偶者にも同様に適用されます。

2014年1月に改正法が施行され、「生活の本拠を共にする交際相手からの暴力(=同棲している交際相手からの暴力)」にも適用されることになりました。これは現在、増加するデートDV(恋人間の暴力)から被害者を守り、凶悪事件に至るのを防ぐのが狙いとされています。

人間関係が多様化し、高度化する情報社会に対応すべく、3度の法改正を経て「DV」という言葉も社会に定着しつつあります。 ですが現実は、DVを夫婦間・恋人間の内輪の問題として重要視しない人もまだまだ多いのが現状です。

DVは、被害者自身がDVだと気づくのに時間がかかることがあります。また、被害に気づいて周りに助けを求めた場合であっても、両親や親戚に我慢することを強要され、口外することを拒まれるケースも少なくありません。 このコラムでは、

「DVは我慢しない!見過ごさない!」

を合言葉に、DV撲滅の声をあげていきたいと思います。  

DVは我慢せず相談しましょう。パープルリボンは女性に対する暴力反対を意思表示するシンボルマークです。
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更新日:2019年03月26日