新殿神社(しんでんじんじゃ)
古くは、植樹神社と称しました。京田辺市天王にある朱智神社から勧請されたと伝わっていますが、詳細は不明です。現本殿に天文16(1547)年の棟札が残されています。
十三重石塔:1基[重要文化財]
覆鉢と宝珠は後補ですが、ほかは基礎の銘文にある通り、室町時代の延徳3(1491)年、建立当初のものです。大正14(1925)年、現精華町域第一号の重要文化財に指定されました。
本殿:1棟[府指定文化財]
室町時代、天文16(1547)年の建立です。
八王子社:1棟[府指定文化財]
室町時代の建立です。
薬師如来坐像(薬師堂本尊):1躯
江戸時代の作。神社に隣接して建っていた医王寺という寺の本尊で、現在は薬師堂として残されています。堂内には他に弘法大師坐像、観音像(厨子入り)が安置されており、付近には鐘楼跡があります。
新殿神社を包む鎮守の森は、京都の自然200選・歴史的自然環境部門に選ばれており、また京都府決定文化財環境保全地区にも決定されています。椎(シイ)や樫(カシ)などからなる、こんもりとした常緑広葉樹の森のなかの参道を登ると、十三重石塔から本殿への佇んだ姿を見ることができます。
<所在地> 精華町大字山田小字医王寺3番地
<連絡先> 0774-72-1853
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教育部 生涯学習課 社会教育係
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更新日:2022年08月09日