【シリーズ(3)】平成29年度 全国学力・学習状況調査の結果(質問紙調査編)

平成29年4月18日(火曜日)に実施した、平成29年度「全国学力・学習状況調査」の結果をシリーズ3回にわたりお知らせします。

 最終回は、小中学校での質問紙調査の結果をお伝えします。

調査の目的

・義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。

・このような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。

・学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。

対象者

小学6年生389人

中学3年生416人

調査内容

児童生徒に対して、学習や生活の様子について質問により調査をしたものです。結果については、質問項目を以下の6つのカテゴリーに分類し、全国平均との比較や小学生と中学生の比較など特徴的な18の質問について分析をしました。

 児童生徒の学習状況調査(質問紙調査)の中で「普段、1日あたりどれくらい勉強していますか(塾含む)」の質問で中学3年生で3時間以上勉強していると回答した生徒が、全国と比較して大きく上回りました。

 小学6年生についても2時間以上勉強している児童の割合が全国を上回っております。引き続き、児童生徒が学習意欲を持って取り組めるよう、支援をしていきたいと考えております。

カテゴリー1 《学校生活について》

  精華町の子どもたちは「学校に行くのが楽しいと思いますか」の質問に対し、小学6年生では82.5%、中学生では89.4%が肯定的に回答しています。

 また、「学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがありますか」という質問では、小学6年生で87.1%、中学3年生で91.1%の児童生徒が大きな達成感を味わっていることがグラフから読み取れます。

カテゴリー2 《学習状況について》

  国語や算数・数学の授業において、積極的に授業に取り組んでいることがグラフの数値から読み取ることができます。特に算数・数学では、問題の答えを導くための手段を様々な方法で考える児童生徒が多く、教科に対する興味関心や学習意欲が高いと思われます。

カテゴリー3 《自分自身の事について》

  「人が困っている時はすすんで助けますか」という質問では小学6年生では94.0%、中学3年生では91.9%が「当てはまる・どちらかと言えば当てはまる」と回答しています。この値は、ともに全国平均を上回っています。

カテゴリー4 《規範意識について》

  「人の役に立つ人間になりたいと思いますか」という質問では小学6年生では95.9%、中学3年生では94.5%が「当てはまる・どちらかと言えば当てはまる」と回答しています。この値は、ともに全国平均を上回っています。

 また、「いじめ」に関する質問においてもほとんどの児童生徒が「いじめはどんな理由があってもいけないことだ」と判断しています。

カテゴリー5 《体験的な活動について》

  「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがありますか」の質問においては、小学6年生では94.9%、中学3年生では94.7%の児童生徒が肯定的な回答をしていることがわかります。

カテゴリー6 《家庭生活について》

  朝の起床については、小学6年生及び中学3年生ともに規則正しく決まった時間に起きていることがわかります。

 また、「家の人と学校での出来事について話をしますか」の質問では、小学6年生では79.4%、中学3年生では78.1%の児童生徒が肯定的な回答をしていることがわかります。

調査結果

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更新日:2019年03月15日