精華町学校給食基本構想(案)への意見募集(パブリックコメント)結果

「精華町学校給食基本構想(案)」に対する意見募集の結果は、以下の通りです。

ご意見ありがとうございました。

▼募集期間

平成30年1月12日(金曜日)から2月13日(火曜日)まで

▼意見の提出者数・意見の件数

4人・5項目  

ご意見と教育委員会の考え方
番号  ご意見 の要旨 ご意見に対する考え方
1 本基本構想には、有事の際の保護者の役割が記されていないように思うが必要ないのか。突発的な出来事はどこにでも起こりうるので、そのような時に保護者としての役割もきちんと果たせるような文言を検討してはどうか。 保護者として、苦情的なことばかりでなく建設的な意見と対応策などの決めごとを文言として記すことが重要だと思う。   学校給食を実施する場合、その提供は設置者(精華町)の責任において実施するべきものと考えております。 しかし、停電、断水などの影響で学校給食が実施できない場合、保護者の協力をいただきながら弁当持参の昼食実施となる場合も想定されるため、具体的な方法は個別に対応することとして、以下のとおり修正します。 第3章 学校給食に関する基本方針 基本方針4 災害など非常時における町の防災拠点としての機能 集中豪雨や地震などの災害により、住民の被災やライフラインの断絶等が発生した場合に、非常食や炊き出し等の提供など、学校給食センターが防災拠点として役割を果たすことができるよう必要な機能を検討し、整備します。また、これらの事情により学校給食が提供できない場合は、関係機関や保護者の協力を得ながら適切な対応を進めます。 生徒へは災害時に対応できる防災レシピの紹介や非常食の備蓄など、防災教育を図ります。
 2 建築面積は、文部科学省国庫負担金等の基準面積に準じた面積程度(940平方メートル)を想定してほしい。また、アレルギー対策室の設置や小学校と同じような自校(センター)での炊飯を希望する。 寒い冬に温かいご飯を提供できるように炊飯ジャー方式も検討してほしい。 給食センターの建築面積については、配送車の回転場、駐車場、燃料庫など敷地全体のレイアウトを考慮しています。あわせて、炊飯設備やアレルギー室をはじめ本構想を実現するうえで必要な設備が確保できるよう、設計段階で調整していきたいと考えています。 また、生徒が適温で喫食できるよう、ご提案の方式も参考にしながら適切な設備を選定していきます。
3  (1)町の未来に希望を抱ける構想を 中学校給食の実施と、センター施設の建設は、食を通じてあらゆる世代の健康増進や健康寿命を延ばす、あるいは子育てや高齢者の生活を地域でささえ合う町であるとして、少子化や子育て世代の流出を食い止め、人をよびこむことができる、まちづくりの柱にできる事業であると考えます。 基本方針3にあるコミュニティの拠点としての機能を、給食センターのみでなく各校の空き教室や地域の施設に広げ、給食を一般のかたも食べられるようにすることなど整備してはどうか。 子どもたちの食育と合わせて、あらゆる世代の食育もご意見のあったとおり豊かな人間形成や産業の活性化、地域の絆づくりに重要なものと考えています。子育てを行う若い世代の方々へ食の意識を高めることで家庭への広がりを狙うため、小学校などでは給食試食会やレシピの配布などの啓発を行っており、中学校給食が実施されれば、各中学校でも同様の取組ができるものと考えております。 また、各世代への食育推進については町食育推進基本方針を中心に進めていくこととなりますが、まずはコミュニティスクールや地域学校協働本部事業などに携わる地域の方々などへ給食の提供を行うなど、地域と学校を食でつなぐ取組から進めていきたいと考えています。
4 (2)今後四年の間に中学生活を送る生徒へも切れ間ない食育環境を 第四章、「中学校給食実施に向けた学校運営上の対応について」で触れておられる通り昼食時間が短く、成長期におけるこどもの食事内容や量、環境に左右される食べ方そのものが、その子の体づくりに直接的に影響するだけでなく、その後の人生にも大変重要な要素を含むため、学校での昼食時間の見直しは給食実施を待つのではなく、早急に見直してほしい。 ゆっくり良く噛んで栄養バランスの取れた食事そのものを楽しむ、あるいは食を通して仲間同士のコミュニケーションを図ることは成長過程における子どもたちにとって健全な心身を成長させる良い機会と認識しております。一方、学校現場では生徒指導上の問題、あるいは授業や部活への影響などの課題もあります。 教育委員会では、子どもたちの望ましい昼食時間やその与える影響を研究しながら、ご意見のあった趣旨を踏まえて中学校の食育環境を充実していきたいと考えていますので、基本構想を以下のとおり修正します。 第3章 学校給食に関する基本方針 基本方針1 食育の観点からの学校給食 給食実施にあたっては、旬の食材を使用して季節感を出したメニューの提供や、古くから伝わる地域の伝統食や行事食の提供、生徒たちが考えたバランスの良い給食メニューの提供、給食を通したコミュニケーション能力の育成、食品ロスの削減など環境に配慮した学びなど、栄養教諭を中心とした食育の充実に努めます。また、昼食時間を食育の時間として活用できるよう望ましい食育の環境をめざします。 給食を実施することで家庭の弁当作りにかかる時間の負担を軽減し、家庭での朝食が充実したものとなるよう、また、欠食する生徒が減少するよう、啓発に努めていきます。 第4章 中学校給食の実施に向けて 1.学校運営上の対応について (1)時間割の見直し 学校給食は教育の一環として、教育課程上の重要な学校教育活動です。中学校給食を実施すると、配膳時間、片付け等の時間が必要となり、現行の昼休みの時間だけで喫食することが難しいと考えられます。そのため時間割の見直しが必要となりますが、このことは、授業時間の確保や部活動の時間など学校運営にも関係しますが、昼食時間を食の学びの時間、成長過程における子どもたちの望ましい食生活を形成する時間と捉えながら生徒の活動時間への影響が最小限となるよう工夫していきます。
 5 食は心身ともに大きな影響を与えるものなので、ぜひ中学校の早期給食実施を希望します。 学校関係における大型事業として、これまで耐震性に課題のあった精華中学校の改築、そして中学校への空調整備が完了し、現在、小学校空調整備の早期工事着手完了を目指しているところです。これらと併せて、中学校給食実施は保護者のみなさまをはじめ町民のみなさまが注目されている事業でもあり、教育委員会としてもその実現に向け引き続き取組んでいく予定です。

精華町学校給食基本構想(案)

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更新日:2019年03月15日