DVに気付いてください(1) vol.84(令和元年11月号)

DVとは、配偶者や恋人などから振るわれる暴力のことです。被害者には男性もいますが、被害者の多くは女性です。
 

身体的な暴力だけがDV?

殴る・蹴るといった身体的DV以外にも、暴言や無視を続けて相手を追いつめる精神的DV、必要な生活費を渡さない経済的DVなど、下図のようにさまざまなDVがあります。
 

DVの種類

 

 

なぜ大切な人にDVをするの?

それは、相手を自分に従わせて思い通りに支配したいからです。相手を所有物や格下と考え、夫婦や恋人関係では自分が優位に立ちたい、支配者でいたいのです。

DVは、相手を自分に従わせるため、相手が自分に従わない罰、自分のイライラ解消のためなど、さまざまな理由で行われます。しかし、ふたりの間に役割分担や得意不得意があったとしても、配偶者や恋人は人として対等な関係であり、主従関係ではありません。
 

DV被害者の複雑な心理

DVを受けると、不安や恐怖から、相手の顔色を見て相手を怒らせないように行動するようになります。相手がどう思うかが行動の基準になり、自分の感情を封じ込めていくのです。しかし、どんなに努力してもDVを受け続けると、何をしても無駄だと感じ、状況を変えることを諦め、生き延びるためにDVのある環境に何とかなじもうとします。

また、「DVを受けるのは自分が悪いから」と加害者に思い込まされていたり、「自分さえ我慢すればすむ」と問題の深刻さに気づいていなかったり、「(DVは)自分を愛しているからだ」と愛情と暴力を混同していたりして、被害者が現実を認識できないこともあります。
 

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更新日:2019年11月01日