時代を作っていくのは私たち vol.86(令和2年1月号)

令和初のお正月、皆さんはいかがお過ごしですか。今回は、れ・い・わの頭文字から、いくつかのトピックスを紹介します。

 

「れ」 令和婚

多くのカップルが2019年5月1日に令和になるのを待って婚姻届を出した「令和婚」は記憶に新しいところです。

婚姻の一方、結婚せずシングルで暮らす人、離婚や死別で単身世帯になった人など、平均寿命の延びやライフスタイルの多様化を背景に、今や単身世帯は世帯全体の27.7%を占めています。

日本では同性婚は認められていませんが、性的少数者(LGBTなど)のカップルを「結婚に相当する関係」として自治体が認める「パートナーシップ制度」の導入が、平成27年の東京都渋谷区を皮切りに全国の自治体で進んでいます。

 

「い」 イクメン

イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のことをいいます。男性の育児休暇取得率は少しずつ上昇していますが、平成30年調査ではまだ6.16%にとどまっています。また、育児期にある夫の1日あたりの育児・家事関連時間は1時間23分で諸外国の半分にとどまっており、日本では妻の育児・家事負担が大きいことがわかります。

「男は外で働き、女は家庭を守るべきである」に代表されるような固定的な性別役割分担意識。昭和54年調査では賛成が7割を超えていましたが、平成19年には反対が5割を超え、平成28年ではさらに反対の割合が増えています。性別によって役割や行動を決められることを望まない人が増えているのです。

 

「わ」 ワーク・ライフ・バランス

ワーク・ライフ・バランスとは、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発などの活動を、自ら希望するバランスで調和させることをいいます。

「共働き世帯」は年々増加し、「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」を平成9年以降はずっと上回っており、平成30年には「共働き世帯」は「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」の2倍以上の1,219万世帯に増えました。今や、誰にとってもワーク・ライフ・バランスは重要なテーマになっています。

始まったばかりの令和という時代、作っていくのは私たち一人ひとりです。

 

*数字は、内閣府男女共同参画局「ひとりひとりが幸せな社会のために」令和元年版データ、国民生活基礎調査(平成30年)より

 

 

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更新日:2019年12月24日