DV、起きていませんか? vol.90(令和2年5月号)
新型コロナウイルスの感染拡大による働き方の変化や外出の自粛などで家族が一緒に過ごす時間が増える中、一番安全で安心していられる場所であるべき家庭で、一番緊張を強いられている人たちがいます。それは、DV(配偶者や交際相手からの暴力)や児童虐待など、家庭内で暴力を受けている人たちです。WHO(世界保健機関)や国連は、新型コロナウイルスの感染が拡大して自宅で過ごす時間が増えると、DVの増加が懸念されると警鐘を鳴らしています。
家庭は逃げ場がない密室
未知の感染症との闘いが長期化して生活が大きく変わり、経済的困窮や将来への不安を抱えている人が少なくありません。こんな時こそ家族でけんかしながらも助け合って暮らせるとよいのですが、現実にはこの危機的な状況の中でDVが始まったり、ひどくなったりする可能性があります。DVは、下図のように身体的暴力だけではありません。
DVが起きている家庭では、児童虐待が同時に行われている場合があります。子どもが直接暴力を受けていなくても、子どもの前でのDV(面前DV)は子どもへの心理的虐待にあたります。
暴言や暴力があれば、安全な場所から電話でご相談ください。自宅から避難する必要がある場合には、一時保護という方法もあります。
さまざまなDV
DVの相談窓口
- この記事に関するお問い合わせ先
-
住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地
電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2020年05月01日