性暴力をなくそう! vol.107(令和3年10月号)

 

性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる、決して許されない行為です。

被害者を責めるのはまちがいです。 悪いのは加害者です。

性暴力をなくすために、性暴力被害について一緒に考えてみましょう。

 

性暴力とは「同意のない、望まない性的行為」のこと

たとえば、

  • 同意なく体をさわる・キスする・セックスする、避妊に協力しない
  • チカン、盗撮、性的ないやがらせ
  • お酒や薬で意識を失わせて性的な行為をする
  • 裸の写真や動画を撮ってSNSで拡散する など

恋人や配偶者でも、同意のない性的行為は性暴力です!

 

どれくらい被害があるの?

内閣府の「男女間における暴力に関する調査(令和2年)」によると、

女性の7% (14人に1人)

男性の1% (100人に1人)が、

「無理やり性交などをされた被害経験がある」と答えています。

⇒  男性も被害にあっています!

 

被害にあったときの年齢は?

「小学校入学前から19歳まで」 が 50%

子どものときの被害がとても多いのです!

 

「性暴力被害にあった時期」のグラフ

 

加害者はだれ?

まったく知らない人からの被害は12%

加害者の大多数は「顔見知り」です!

 

加害者は誰かを示したグラフ

 

(注)グラフは小数点以下第1位を四捨五入して作成。複数回答可の設問は合計が100%になりません。

 

インターネットには危険がいっぱい!

  • 拡散された画像は完全には消せません!
    裸の写真はとらない・とらせない・送信しない
     
  • SNSで知り合った人を簡単に信じるのは危険!
    ⇒ つれさられ、レイプされる被害がおきています。

「インターネットは危険」というイメージのイラスト

 

子どもを被害者にしないために

子どもに教えよう! プライベートゾーン

  • 口と水着でかくれる部分は、自分だけの大切な  「プライベートゾーン」 だよ。
  • 水着でかくれる部分は、人に見せない。さわらせない。
  • 人の水着でかくれる部分は、見ない。さわらない。

プライベートゾーンのイラスト

もしさわられたりしたら

  • 「イヤ!」と言ってにげる。
  • 信頼できる大人に伝える。

 

逃げる男の子

 

 

おとなに話している子ども

もし被害にあったら…
まず安全を確保し、助けを求めましょう!相談先はこちら ↓

性暴力被害者ワンストップ相談支援センター 京都SARA(サラ)

075-222-7711

毎日10時~22時

女性の支援員があなたの話をお聴きし、あなたの体と心を守るために、医療機関、弁護士、カウンセラーなどと連携し、あなたを支援します。性別は問いません。

 

性犯罪被害相談電話 #8103(ハートさん)

最寄りの警察本部の相談窓口につながります。

 

チャットでの相談 Cure time(キュア タイム)

月・水・土曜日 17時~21時

パソコンやスマホで 「Cure time」 を検索し、相談画面からご相談ください。

 

知っておこう! 医療機関でできること(婦人科など)

  • 傷の手当て
  • 性感染症に感染していないかの確認
  • 妊娠への対処
    (被害から72時間以内なら、緊急避妊 ピルの服用で高い確率で妊娠を防ぐことができます)
  • 加害者特定の証拠となる体毛や精液の収集 など
    (事前に医療機関にご確認ください。)

 

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2021年10月01日