ちょっとモヤモヤする言葉 vol.100(令和3年3月号)

日常生活やメディアなどで、耳にするとちょっとモヤモヤする、なんとなくすっきりしない言葉ってありませんか?モヤモヤする言葉は人によって違い、ある人は何も疑問に感じない言葉であっても、ある人には違和感だらけの言葉だったりします。
 

ちょっとモヤモヤする言葉

「ご主人様」「奥様」

他人の配偶者を表す言葉として、メディアでも日常でもよく聞く言葉です。

Aさん:「主人」という言葉は主従関係を表しているからなるべく使わない。

Bさん:「お連れ合い」「パートナー」という言葉もあるけど、ほかに無難な言葉がないからなんとなく使ってる。「夫さん」「妻さん」と呼ぶのはどう?

Cさん:自分の配偶者なら、「夫」「妻」というのが明快でスマートだね。

Dさん:でも、「主人」「旦那」「嫁」「カミさん」といった言葉もよく聞くね。

 

「〇〇さんを僕にください」「あなたを一生守る」「あなたを幸せにする」

男性が女性の親に結婚の承諾をもらいに行くときや、プロポーズのときに、よく使われる言葉です。

Aさん:一生守ってくれるの?うれしい!

Bさん:「僕にください」って?何だか物のやり取りみたいだなあ…

Cさん:こう言うのはかっこいいけど、一生相手を守っていく自信はない。「男ならこう言うべき」みたいなイメージにとらわれてない?

Dさん:うれしいけど、私は幸せにしてもらう側なのかな?私も彼を幸せにしてあげたいよ。

 

「女子力高め」「女子力アップ」

気配りができる、おしゃれ、かわいらしい、家事能力が高い、などというイメージで使われることが多いようです。

Aさん:女子力って、女性のたしなみみたいなイメージがあって負担なの・・・。性別関係なく、家事力、気配り力、人間力って言葉ならすっきりする。

Bさん:「女子力アップ!」と聞くと、頑張らないといけない・・・って思う。

Cさん:「男子力」ってあるの?

 

言葉は大切

さて、あなたはどんな感想を持たれましたか?日常何気なく使われている言葉の中には、古い性別役割の名残のような言葉があり、たとえ本人が意図しなくてもその意味を伝えています。

モヤモヤする言葉や違和感のある言葉があったら、その理由を突きつめてみて、自分に合わない言葉は既存の言葉にとらわれないで変えていきませんか?

 

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更新日:2021年03月05日