決めつけてない?男女の役割 vol.101(令和3年4月号)
男女共同参画社会とは、男だから、女だからではなく、性別にかかわらず誰もが個性と能力を発揮できる社会です。その実現には、根強く残る固定的な性別役割分担意識を解消することが大きな課題です。
固定的な性別役割分担意識とは
「男は仕事、女は家庭」といった性別を理由とした役割分担や、「男だからこうあるべき、女だからこうあるべき」といった固定化した考え方のことをいいます。
令和元年度の内閣府の調査【注】では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という質問に対し、反対59.8パーセント、賛成35.0パーセントという結果であり、今もまだ固定的な性別役割分担意識が残っていることが見て取れます。
決めつけていませんか?
あなたは、「女性の役割」「男性の役割」と決めつけていることがありませんか?自分にどんな意識が根付いているのか身近な例で考えてみましょう。
職場で
- 責任者や管理職は男性の方がよい
- 子どもが病気になったときは母親が仕事を休むべき
- お茶を出すのは女性の方がよい
家庭で
- 家事や育児は女性の仕事
- 一家の家計を支えるのは夫の役目
- 男性がスーパーで買い物する姿は気の毒
- 妻が毎日料理をするのは当然
地域で
- 自治会の行事には夫の名前で妻が参加している
- 地域の付き合いは主に女性がする
- 学校行事に出席するのは女性の役目
変えていこう、あなた自身から
あてはまったものはありましたか。それは本当に女性、男性でないといけないものでしょうか。また、なぜそう考えたのでしょうか。
日常生活の中で当たり前になっている男女の役割を一度見つめ直してみませんか。いつのまにか染み付いている固定的な性別役割分担意識に気付き、行動や意識を改めていくことで社会は変わっていきます。
女性も男性のお互いにパートナーとして対等だという意識を持ち、共に責任を果たしていくことが求められています。
社会のあらゆる分野で、自らの意思に基づき、個性と能力を十分に発揮できる社会を共につくっていきましょう。
【注】男女共同参画社会に関する世論調査より
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更新日:2021年04月02日