男女共同参画週間 vol.103(令和3年6月号)

毎年6月23日から29日は「男女共同参画週間」です。男女共同参画週間は、男女が互いにその人権を尊重しつつ喜びも責任も分かち合い、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮することができる社会の形成に向け、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念に関する理解を深めるために設けられました。

『女だから、男だから、ではなく、私だから、の時代へ。』

上の言葉は、令和3年度の「男女共同参画週間」のキャッチフレーズです。

内閣府がこれからの時代を創っていくユース世代(15~20歳)を対象に、「自分を好きになって、自分を信じて、創り上げた自由な発想が受け入れられる社会」、「みんなで築いていく男女共同参画社会」への願いのこもったキャッチフレーズを募集し、決定しました。

大切な「ジェンダーの平等」

ジェンダーとは、社会的・文化的にいつの間にか作り上げられた「女らしさ」「男らしさ」の概念のことをいい、社会や文化によって異なり、時代によっても変化しています。

これまで、私たちは日常生活の中で、男女に期待される「女らしさ」や「男らしさ」の役割に、もし違和感があっても、それを受け入れざるを得ない部分がありました。また、そこにジェンダーによる男女格差が潜んでいても、それに気付くことができず、差別につながるものだと認識しにくい状況がありました。

2015年9月に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の中には、「目標5・ジェンダー平等を実現しよう」が設定されています。性別による差別や不平等をなくし、「ジェンダーの平等」を達成しようという動きは世界中に広がっているのです。

意識の変化が未来を変える

今年のキャッチフレーズのように、『女だから、男だから』と性別で選択肢や可能性が狭められることなく、誰もが自由な発想で、あらゆる可能性に向かって進んでいける時代、『私だから、の時代』を、共につくっていきましょう。

わたしたち一人ひとりの意識を少し変えるだけで、未来は確実に変えていくことができるのです。

6月21日(月曜日)~6月30日(水曜日)、役場交流スペース(町立図書館前)で男女共同参画に関するパネルの展示を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2021年06月04日