23~29日は男女共同参画週間 男女共同参画ミニ通信vol.19(平成26年6月号)

今月23日~29日は男女共同参画週間です。「男女共同参画」と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?男女共同…までは理解しても「参画?」という人も多いのではないでしょうか。「参画」とは単なる参加ではなく、積極的に意思決定の過程に加わるという意味が込められています。つまり、男女共同参画とは「性別にかかわりなく個性と能力を発揮し、責任を分かち合いながら共に歩むこと」をいいます。「自分には関係ない!」という人は存在しないのです。  

家事場のパパヂカラ

  最近では仕事ばかりに時間を費やすのではなく、育児や家事、介護に積極的に参加したいという男性も増えてきました。上の言葉は、本年度の男女共同参画週間のキャッチフレーズです。内閣府が「男性が、企業人としても家庭人としても豊かな生活を送るために、長時間労働を減らして、女性と共に家事・育児・介護・地域活動にかかわりたくなるようなキャッチフレーズ」として全国で募集しました。

女性の家事や育児が固定的役割になりがちのように、男性も「仕事をして家族を支える」という固定的役割が現在でも根強くあります。厚生労働省の雇用均等基本調査(2012年度)によると、女性の育児休暇取得率は83・6%。しかし、男性の取得率は1・89%にとどまっています。
同調査では男性の場合、育児休業制度を利用したいと考えている人は約3割を超えています。育児に参加したいと考えてはいるものの、長時間労働や職場での「男なのに…」という無理解から、男性の育児休暇の取得率はなかなか向上しないのです。

家事や育児は女性だけの役割ではありません。男性が家庭で力を発揮することは、家族にとって心強く、女性も仕事に励みやすくなります。性的役割分担の意識にとらわれず、尊重し合うことでパートナーシップは強化され、互いに仕事と家庭を両立するための環境が整います。男女共同参画社会の実現は、一人ひとりの豊かな人生を後押ししてくれるのです。
あなたは男女の縛りにとらわれず、やりたいことができていますか。私たちの男女共同参画社会の実現は、次の世代である子どもたちの男女共同参画社会の形成につながっていきます。

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更新日:2019年04月17日