メディアリテラシーとは 1 男女共同参画ミニ通信vol.16(平成26年3月号)
「メディア・リテラシー」。初めて耳にする方も多いことでしょう。メディアとは、テレビや新聞、雑誌、インターネットなど、情報を伝達する媒体のことを指し、リテラシーとは読み書きの能力のことをいいます。つまりメディア・リテラシーとは、簡単に言えば、テレビやインターネットなどからの情報をうのみにせず、読み解いて使いこなす力のことです。情報社会の今、必要な力といえるでしょう。
情報を吟味する
現在、さまざまなメディアから、日々大量の情報が発信されています。ですが、メディアが伝える情報が、いつもありのままの現実を表しているとは限りません。伝える側の意図や目的、メディアごとの特性によっては、表現方法が異なります。ときには目をひくための誇張などが含まれたりすることもあります。
男女共同参画でメディア・リテラシーを取り上げるのは、メディアのなかで女性の性的側面を強調したり、女性への暴力を軽視するような表現が見受けられたりするからです。また、「女はこうあるべき、男はこうあるべき」と決めつけた表現もいまだ多く見受けられます。
情報が高度化する現代社会を生きる私たちは、メディアから得る情報を無条件に受け入れていると、知らず知らずのうちにさまざまなイメージが刷り込まれてしまうことがあります。 それは、ときに私たちの文化や価値観に大きく影響を与えかねません。特に、メディアのなかで描かれる男性像・女性像は、歴史的・社会的背景が反映されています。情報を現実のすべてとするのではなく、あらゆる情報のなかから正確で必要な情報を選択し、内容に対して「私はこう思う」と主体的に考えることが大切です。
受け取った情報をいかに読み解くか、いかに上手に使いこなしていくか。メディア・リテラシーを身につけ、現代の情報社会と上手に付き合っていきましょう。
次回は、メディアにおける男性像・女性像の具体的な表現例を取り上げます。
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更新日:2019年04月16日