「家事シェア」してみませんか? vol.114(令和4年5月号)

近年、共働き世帯が増え、男性が主体的に家事や育児に取り組むことが多くなってきていますが、いまだに「女性は家事、男性は仕事」という古い性別役割分担意識が残っており、女性に家事の負担がかかっているのではないでしょうか。

「家事シェア」のすすめ 

家事は生きていくために欠かせないものです。だから、家族の誰かに家事の負担が偏らないよう、家族みんなで家事に取り組む「家事シェア」という考え方を取り入れてはどうでしょう。

家事シェアで最も重要なことは、家族全員が「家事はみんなでするもの」という共通認識を持つことです。

つまり、家事は誰かがする「他人事」ではなく、家族みんなが主体的に取り組む「自分事」なのです。

家事の内容ややり方を共有し、家族の誰もが家事をひと通りできることを目指しましょう。これは、老後の暮らしにも役立ちます。

家事シェアのコツは?

まず、日々の家事について、どんな家事がどれだけあるのか、その家事を誰がどれだけ担っているのか家族で書き出してみましょう。家事の全体像を共有することで、料理、洗濯、掃除といった家事以外にも、細かな名もなき家事があることに気付くのではないでしょうか。

次に、誰がどの家事を担当するのか家族で話し合います。担当を性別で決めたりせず、お互いの意見をしっかり聞き、無理のないように家事シェアができれば、家庭円満になり、暮らしやすさの向上につながっていきます。

一度決めたことでも、その時々の家族の状況によって臨機応変に対応することに心掛けましょう。

家事シェアのメリット

  • 今まで主となって家事を担っていた人の負担が減る。
  • 家族それぞれの家事のスキルが上がる。
  • 家族の誰かが体調不良などの緊急時にも、家族のみんなが家事の内容ややり方を把握しているので、家事が滞ってしまうことを防げる。

大切なのはコミュニケーション

家族の形は時間とともに変わっていきます。日頃から、家族がお互い対等に向き合い、コミュニケーションが取れる関係を築いていきましょう。

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更新日:2022年05月06日