あなたとパートナーは対等な関係? vol.128(令和5年7月号)
パートナー(恋人や配偶者など親密な関係にある人)と考えや意見が合わない事は誰しも経験したことがあると思います。その時にお互いの考えや思いを伝え合えていますか。何を言っても否定され相手の主張ばかりが通ったり、無視されたり…そんなつらい状態をずっと一人で抱え込んでいませんか?
我慢するのが正しいの?
パートナーから「本当に役にたたないな」「誰のおかげで生活できると思っているんだ」と言われたり、人前でバカにされたりして、自分を責めたり自信を失ったりしていませんか。
中には勇気を出して相談した家族や友達に、「手は出されてないんでしょ」「どこの家でもある事」「それくらい我慢しなさい」と言われ、「我慢するしかない。自分が犠牲になればいい」と現状を受け入れてしまった方もいると思います。
つらい言葉や態度の正体
パートナーからの心無い言葉や態度は、親密で特別な関係であるが故に心を深く傷つけます。長期に渡ると自信の喪失や気力の低下を引き起こし、現状の異常さに気づく判断力を奪っていきます。
あなたがパートナーの事を怖いと感じているのであれば、二人には上下関係が存在しています。対等な立場で意見や気持ちをぶつけ合う「夫婦げんか」とは違います。この記事を読んで自分の状況と重なると感じたあなた、気づいてください、あなたが受けているのは「精神的な暴力(DV)」です。
精神的な暴力(DV)とは
心無い言葉や態度によりパートナーの心を深く傷つけるもので、モラルハラスメントとも言われ、次はその一例です。
- 大声でどなる、馬鹿にする、侮辱する
- 大切にしているものを壊す、捨てる
- 子どもに危害を加えるといって脅す
- 殴るふりや物を投げるふりをして脅す
- 実家や友達との付き合いを制限する
精神的な暴力(DV)で受けた心の傷は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつ病などを引き起こすこともあります。
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更新日:2023年07月07日