「 ワンオペ育児」と家事分担 男女共同参画ミニ通信vol.70(平成30年9月号)

家事・育児は夫婦が協力して行うものであるという認識を夫婦のどちらも持つことが大切です。ワンオペ育児になっていないか、家事・育児分担を夫婦で見直してみましょう。

ワンオペ育児とは

ワンオペ育児とは、主に女性が一人で家事・育児を担当することを指した言葉です。ワンオペとはコンビニや飲食チェーン店で店員が1人で店を切り盛りする状態を表す言葉で、「あらゆる業務を1人で行う」状況と「家事育児などを1人で行う」状況が似ていることから、ワンオペ育児という言葉が生まれました。

専業主婦・パートワンオペのつらさ

家事と育児をすべて「ひとり」でこなしている専業主婦の方を「専業主婦ワンオペ」、パートタイムで働いている方を「パートワンオペ」といい、体調不良でもゆっくり休むことができないといいます。
夫が正社員で妻が「パートワンオペ」の方は、子どもが病気になると妻が仕事を休まざるを得ず、勤務先で肩身が狭い思いをするというつらさもあります。

共働き世帯の妻のつらさ

妻がフルタイムで仕事をしながら家事や育児までこなすのは並大抵のことではありません。
夫は休日に、「時間があれば」、「忙しくなかったら」、空き時間に家事や育児を手伝うだけでも、世間から「イクメン」と賛美されたりしますが、妻は、働いていても家事・育児を毎日することは当然のことと思われがちです。
フルタイムで働いている多くの妻は、夫にサポートではなく分担を求めているのではないでしょうか?

円満な夫婦関係のために

妻にのみ家事・育児負担が集中すると、不満やストレスが蓄積して、夫婦関係が悪化する場合があります。夫婦で働き方と家族へのかかわりを考えてみませんか?
夫婦の勤務時間や自由時間、どのような家事・育児をどのくらいの頻度で分担しているか具体的に書き出して実態を明確にし、それぞれの家事・育児の負担を考え直してみましょう。
お互いに負担が大きいと感じたら、育児サポートや家事代行サービスを利用するという方法も選択肢の一つかもしれません。

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更新日:2019年04月02日