「女性の船」に参加してvol.131(令和5年10月号)

京都府では、地域や職場で活躍する女性リーダーの育成とネットワークづくりを目指して、「京都女性の船」の研修を実施されています。今回は、6月2日~5日に開催された「第41回京都府女性の船」に参加された橋口侑香さんに研修の感想と今後の抱負についてお聞きしました。

現在フルタイムで働きながら0歳の子どもを育てています。夫婦共にフルタイムで働いている家庭は増えてきてはいますが依然少なく、子育てと仕事を両立することの難しさを共有できる人が少ないことが私のこれまでの悩みでした。

この研修で子育て支援のNPOの方から話を聞きました。彼女も子育て中に孤独を感じ、悩みを共有したり助け合いをしたりする団体を作られたそうです。

班には、20年間キャリアと子育ての両立を模索してきた人、子を育てるために仕事を辞めた人、家庭と仕事を両立させるため職場で働き方改革を進めている人、多様な背景をもった子育て経験者がいました。皆それぞれ悩みを持ちながら、子どもと共に社会とかかわるために奮闘してきた方たちばかりでした。

上の世代の方たちが悩みを解決するために声を上げ行動してきてくださったおかげで、私たちの世代はキャリアをあきらめず、子育てもできる環境に変化しつつあります。

NPOの代表は、活動を続けていく秘訣を「言葉にすること」と教えてくれました。先輩たちが私たちによりよい社会を託してくれたように、私も次の世代のために声を上げていかなければいけないと実感しました。次の世代には自己犠牲をしなくも子育てをできる社会を生きてほしいです。そのために私も思いを言葉にして行動していきたいと思います。

白老町で活動されているNPO法人ウテカンパとの意見交換の様子
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更新日:2023年10月06日