交際に潜む五つの暴力vol.134(令和6年1月号)
デートDVを知っていますか。デートDVは交際している2人の間で起きる暴力のことです。「愛しているなら相手が自分の思い通りになるのが当然」と考えコントロールしようとする態度や行動のことを言います。知らないうちに自分が被害者や加害者にならないように、デートDVについて考えてみましょう。
デートDVはどうして起こるのか
デートDVが起こる要因には「男は強くてたくましいものだ」「女は男に従うものだ」といった固定観念や、「理由があれば暴力をふるっても仕方ない」という暴力を肯定する考えがあります。恋愛経験の浅い若者の中には暴力を振るわれても嫌われることを恐れて我慢してしまう人もいます。また、束縛が愛情だと思い込んでいる人もいます。
デートDVになりえる五つの暴力
五つの暴力とその一例を紹介します。
- 精神的暴力
- 脅す
- 大声でどなる
- 容姿を馬鹿にするなどひどいことを言う
- 別れたら死ぬと言って脅す
- なぐるふりをする
- ずっと無視する
- 身体的暴力
- なぐる・蹴る
- 物を投げつける
- 髪の毛を引っ張る
- 首をしめる
- 経済的暴力
- デート代をすべて払わせる
- 仕事やバイトを辞めさせる
- 借りたお金を返さない
- 社会的暴力
- 家族や友人との付き合いや行動の制限、監視
- 性的暴力
- 相手が嫌がっているのに体をさわる
- 性的な行為の強要
- 下着姿や裸の画像を撮る、送信する
- 避妊に協力しない
- 中絶の強要
紹介した暴力行為が交際相手からあり、あなたをまるで所有物のように支配しているのであれば、デートDVが起こっている可能性があります。また、体への暴力は暴行罪、危害を加えてやると脅す行為は脅迫罪といった犯罪行為に該当する可能性があります。
ひとりで悩まず相談してください
デートDVは自分たちで解決することがとても難しい問題です。おかしいなと思うことがあれば、できるだけ早く相談してください。
デートDV・DVの悩み
- 京都府家庭支援総合センター
075-531-9910(毎日9時~20時) - 京都府南部家庭支援センター
0774-43-9911
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更新日:2024年02月27日