23日から男女共同参画週間 男女共同参画ミニ通信vol.67(平成30年6月号)

「走り出せ、性別のハードルを越えて、今」は、男女共同参画週間(6月23日~29日)の今年度のキャッチフレーズです。「スポーツに関わるあらゆる分野での女性の参画を推進し、さまざまなスポーツに男性も女性も親しみ活躍できるようになること」をテーマに選ばれました。現在、女性もさまざまなスポーツを楽しみ活躍していますが、スポーツに関わる指導者の分野では、参画している女性はまだまだ少数です。

オリンピックでは・・

1896年、アテネで行われた第1回オリンピックは女人禁制で、男性しか参加できませんでした。女子選手の参加が始まったのは1900年の第2回パリ大会からですが、全選手997人中、女子選手は22人しかおらず、競技もテニスとゴルフの2競技だけでした。
1964年の第18回東京大会では、日本選手355人中、女子選手は61人で全体の約17%でしたが、2004年第28回アテネ大会では、日本選手312人中、女子選手は171人で全体の約54%となり、初めて女子選手の数が男子選手を上回りました。冬季オリンピックでも、2014年ソチ大会で初めて女子選手の数が男子選手を上回り、参加選手の数では男女の差はなくなりました。(注釈:数字はJOC日本オリンピック委員会ホームページより )

スポーツ指導者の分野では・・

オリンピックに多くの女子選手が参加し活躍している一方、指導者・役員など、選手の育成や方針決定の場にいる女性は少数だと言われています。
日本オリンピック委員会や日本体育協会など62団体の役員は、9割を男性が占めています。(注釈:笹川スポーツ財団 中央競技団体現況調査2016より)

そこには、「男性は女性より優れている」「男性が主役で、女性は補助的な役割を果たすもの」といった、日本に根強くある性別役割分担意識の影響もあるとみられます。
2年後、第32回東京オリンピックが開催されます。スポーツ指導者の分野での、より一層の女性の参画が期待されます。

 6月22日(金曜日)~7月1日(日曜日)、町立図書館前で男女共同参画に関するパネルを展示します。

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更新日:2019年04月02日