男女平等度合、日本は118位 vol.142(令和6年9月号)
世界経済フォーラムが世界各国の男女平等度合いを示す「ジェンダーギャップ指数2024」を6月に発表しました。日本の総合スコアは0.663、順位は146カ国中118位でした。昨年に比べわずかに改善したものの、今年もG7(主要7カ国)中では最下位です。
「ジェンダーギャップ指数」とは?
「ジェンダーギャップ」とは、社会的・文化的に作り出された性別の違いによって生まれる不平等や格差のことで、政治・経済・健康・教育の4分野の男女平等度合いを数値化したものが「ジェンダーギャップ指数」です。完全な男女平等が1、完全不平等は0と表され、数値が1に近いほど男女平等が実現している状態です。
男女格差の大きい政治・経済分野
日本は、依然として政治・経済分野で低迷が続いています。政治分野では、昨年、女性閣僚が5人に増えたものの、国会議員の女性比率は低いままです。
経済分野でも、労働参加率の男女比や、同じ労働での男女の賃金格差などに大きな改善はなく、女性管理職の比率は130位で、最下位に近い状況となっています。
日本、平均、アイスランドとの比較(PDFファイル:251.9KB)
誰もが暮らしやすい社会へ
今の日本は、教育を受ける際はほぼ男女平等でも、社会に出ると女性が議員や管理職になることが男性に比べてハードルが高い傾向にあります。
しかし、男女が平等である環境になければ、その社会は持っている資源を十分に生かしきれていないことになります。女性の権利を尊重することは、女性だけでなく、誰もが暮らしやすい社会をつくる一歩と考えてみませんか。
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更新日:2024年09月06日