AV出演強要・「JKビジネス」などに注意 男女共同参画ミニ通信vol.65(平成30年4月号)

街中で「モデルにならない?」と声をかけられたり、「カフェで働きながらアイドルをめざしませんか?」というチラシを渡されたり、SNSなどで、「楽に高収入が稼げる」アルバイトの記事に興味を持ったことはありませんか?このような勧誘から性的な行為などの撮影を強要されたり、性暴力の被害を受けたりする事例が発生しています。4月は進学や就職などで生活環境が大きく変わり、このような被害に遭うリスクが高いことから、「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」と位置付けられています。

「JKビジネス」とは

女子高校生などに、客に対して個室でマッサージや添い寝をさせたり(JKリフレ)、会話や占い、ゲームの相手をさせたり(JKコミュ)、屋外で一緒に散歩させる(JKお散歩)などの接客サービスを提供する営業形態です。
「JKビジネス」は手軽で簡単に稼げるアルバイトではなく、性被害にあう可能性があるとても危険なアルバイトです。

AV出演強要被害とは

AV出演強要被害とは、スカウトなどでモデルやグラビアの撮影だと偽られ、脅されたりだまされたりして契約書にサインしてしまい、アダルトビデオ(AV)に出演させられる被害です。辞めたいと言っても、契約違反と言われたり、多額の違約金を請求されたり、親や学校にばらすなどと脅され、出演を拒否できないと思ってしまうのです。

被害にあわないために

少しでも怪しいと思ったアルバイトは、友人からの紹介であっても断りましょう。
スカウトマンに、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、SNSのアカウントなどの個人情報を教えたり、学生証や運転免許証などの身分証明書を渡したりしてはいけません。連絡先を聞かれたら名刺をもらい、契約書はその場でサインせず、一旦、持ち帰りましょう。

相談してください

一度インターネット上に出た写真や動画は拡散され削除は困難なのですが、専門機関や団体の支援で削除できる場合があります。また、詐欺や脅迫などによる契約は取り消すことができますし、違約金を払わなくてもよい場合もあります。
「JKビジネス」による被害やAV出演の問題は、ひとりで解決するのは難しい問題です。京都府警察本部(電話: 075-451-9111)に相談してください。

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
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更新日:2019年04月01日