教えて!助産師さん その4 vol.153(令和7年8月号)

今回お伝えしたいテーマは、「リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」に通じる包括的性教育についてです。特にお子さんのいるご家庭の方にはご一読いただきたい内容となっています。

 

お子さんにどうやって伝えますか?

「リプロダクティブ・ヘルス&ライツ/性と生殖に関する健康と権利」を語る上では、自分達の子どもにどのように教えていくかも意識しておくべきテーマだと考えます。

その中でお伝えしたいのが「包括的性教育」という言葉です。これは、”性“を生殖・性交としてだけでなく、人間関係やジェンダー平等も含め、幼少期から人権教育として幅広く学んでいく性教育のことを指します。私としては、性を通じて「その人自身のこころの在り方」や「相手に対するこころの向け方」を教える教育であると捉えています。

 

家族との日常における会話の積み重ねが一番響いてきます

「包括的性教育」の一環としては、学校や講演で「いのちの授業」が行われていますが、やはり一番大切になってくるのは身近な人(特に家族)からの情報です。例えば、”生理“や”精通“などをはじめとして、親御さんが性に関する正しい知識を身に付けつつ、日々の生活の中でお子さんにとって必要なタイミングで情報を提供してあげられると良いですね。

幼少期の頃から、性やいのちに関する絵本を用いたりしながら「自分はどこから来たの・・・?」などというお子さんの素直な質問に答える中で、少しずつ伝えていくことも「包括的性教育」です。

お子さんは自分の体を知りたいだけ

大人は”性“に関する話をする時に、「生殖・性交」のイメージと結びついてしまい、恥ずかしいという感情を抱いてしまうかもしれませんが、お子さんは人間の体の仕組みを知りたいだけなのです。「仕組み」として冷静に伝えることで、お子さんが自分の体への正しい理解を得る手助けをしていただければと思います。

包括的性教育に活用できるものと活用方法の一例

包括的性教育に活用できるもの(一例)

活用方法

(一例)

性やいのちに関する絵本を読みながら語る

子どもの素直な疑問に答える

子どもの思い出写真を見ながら語る

子どもが「自分」への理解を深める

生き物を大切に育てる

子どもが「命」への畏敬の念を育む

寄稿者:萱場友莉江(かやばゆりえ)(助産師)

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更新日:2025年07月29日