「リケジョ」 のすすめ 男女共同参画ミニ通信vol.44(平成28年7月号)

皆さんは「リケジョ」という言葉をご存じですか?「リケジョ」とは、理系の女性研究者や女性社員、理系の女子学生や理系を目指す女子中高生のことです。

実は身近にある科学

理系や科学というととっつきにくい印象があるかもしれませんが、私たちは毎日、科学技術のお世話になっています。
科学の力が、今日の快適で便利な生活を支えています。そして、それらには女性の意見が反映されたものもたくさんあります。   

性別で進路をせばめていませんか?

現在、日本では理系の道をめざす女性が少ない現状にあります。大学生の専攻分野別女性比率をみると、人文科学は65%であるのに対し、理学専攻は26%、工学専攻はわずか13%です(文部科学省「学校基本調査」平成26年より)。
また、研究者に占める女性の割合は、欧米各国は30%前後であるのに対し、日本は14.6%と低い水準にあります(「OECD 諸外国の研究者に占める女性割合」より) 。
欧米諸国では、中学校の理数科教員の半数以上が女性だといいます。理系女性の身近なモデルとして、進路の相談相手として、身近に女性の理科教員がいる環境は重要でしょう。
星を見るのが好きだった、理科の実験が好きだった、科学館に行ってみたらおもしろかった、そういった興味や体験から理系や科学の道に進んだ人はたくさんいます。
性別にかかわらず、個人がそれぞれの好みや個性を尊重して進路を選べることが大切です。女子が理系に進みたいと言った時、まわりの大人がそれを応援していく風土が必要ではないでしょうか。

国も企業もリケジョを応援

国は理系女性を育成し応援する方針を打ち出し、企業や大学もさまざまな取り組みをしています。内閣府男女共同参画局のホームページの「理工チャレンジ(リコチャレ)」や「リケジョ」などのサイトでは、理工系分野に興味がある女子学生を応援するイベントや先輩女性の声など多くの情報を得ることができます。
けいはんな学研都市の中心、精華町でも「科学のまちの子どもたち」プロジェクトなど、毎年さまざまな取り組みが行われています。
この夏、各地の理系イベントにぜひ参加してみませんか。

この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2019年05月07日