ジェンダー・ギャップ? 男女共同参画ミニ通信vol.41(平成28年4月号)

世界経済フォーラムは毎年、世界各国の男女平等度合いを数字で表す「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しています。ジェンダーとは、社会によって作り上げられた「男性像」「女性像」のことで、社会的・文化的に形成された性別のことです。ジェンダー・ギャップ指数は、経済・政治(共に参画度)・教育(水準)・健康(出生率や健康寿命など)の各分野での男女格差を総合して割り出しています。日本の2015年の順位は145か国中101位でした。(2014年は104位)

「ジェンダー・ギャップ指数2015年」で1位アイスランドと101位日本の指数を分野別に比較したグラフ

上がらない順位

日本の男女平等度合いが低いのは、女性の社会進出の度合いを計ることができる経済・政治の分野で低い数値となっているためです。ここ数年、順位にあまり変動はありません。
「女性の活躍」は国を挙げて推進されていますが、実現には課題が山積しています。男性の長時間労働や女性の妊娠・出産を経験しながらの就業継続、男性の育児・介護休暇取得の難しさ、女性の家事・育児の負担など、挙げればきりがありません。
これらの問題はそれぞれが絡み合い、歯車のように関係し合っています。どれかが少しずつでも動き出せば大きく前に進む可能性もあります。

ジェンダー・ギャップ解消に向けて

皆さんの家庭では、夫婦やパートナー同士の関係は平等ですか?職場の仕事は、性別に関係なく振り分けられていますか?
制度や仕組みを変えることは難しくても、目の前の生活を意識することは今からでもできます。身近な社会から変えていかなければ、ジェンダー・ギャップ解消の歯車は前に進みません。
普段「男だから」「女だから」とあきらめたり、決めつけたりしていることはありませんか?まずはできることから取り組んでみましょう。一人ひとりの一歩が、輝く日本へとつながっていきます。

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更新日:2019年04月25日