LGBTと共に 男女共同参画ミニ通信vol.40(平成28年3月号)
LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)・ゲイ(男性同性愛者)・バイセクシュアル(両性愛者)・トランスジェンダー(性別違和をもつ人)の頭文字を合わせた言葉です。広くは、性のあり方(セクシュアリティ)において、多数派以外の全ての少数派(マイノリティ)を包括して表す言葉「性的マイノリティ」としても使われます。
日本の人口の7.6%
現在、LGBTの人は日本の人口の7.6%(電通ダイバーシティ・ラボ 2015調査)といわれており、13人に1人という割合です。しかし、この数字を聞いてもあまり身近に思えない人も多いのではないでしょうか。
人は、集団の中で、多数派に属する方が「普通」「一般的」と捉えてしまうことがあります。これは多くの人持つ心のクセです。
それゆえ、少数派の人のことを「理解できない人」「変わった人」などという見方をしてしまうことがありませんか?これはLGBTに限らず、そのほか多くのマイノリティに当てはめて考えることができます。
難しく考えないで
性的な問題は通常、開放的に話されることが少ない話題のため、個人の性的な問題となると「扱いにくい」「触れてはいけない」「難しい問題」とされがちです。
LGBTは難しい問題なのでしょうか?「人を理解する」ということでいえば、難しい問題なのかもしれません。しかし、好きな人や大切な人を思う気持ち、自分らしい人生を送りたいと願う気持ちを共感し合うことは難しくないはずです。
人を理解しようとすること
性的マイノリティの多くの人たちは、周囲の無理解や偏見を経験しています。自分の生き方や個性を否定されることは、自分が生まれたことやこれからの人生さえも否定される思いになることでしょう。
あなたがもし、自分の存在を否定されたら・・・。そんなふうに自分と置き換えて考えれば、多様な生き方も個性も「その人らしさを表す大切なこと」として考えることができるのではないでしょうか。「人を理解する」ことは難しいことですが、「人を理解しようとする」姿勢を持つことは今日からでもできることです。
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更新日:2019年04月25日