ハラスメントへの理解深めて 男女共同参画ミニ通信vol.37(平成27年12月号)

<クイズ>
次の言葉はある造語の略です。正式な名称と意味を答えてください。

(1)「モラハラ」
(2)「マタハラ」
(3)「パワハラ」

あなたはどれだけ答えられましたか。
(1)の正解は「モラル・ハラスメント」。言葉や態度などで精神的に追い詰め、自分の支配下に置くようにコントロールすること。
(2)の正解は「マタニティー・ハラスメント」。妊娠や出産を理由に職場や公共の場などで、精神的・身体的に嫌がらせをすること。
(3)の正解は「パワー・ハラスメント」。職場や教育の場など、地位や権限に差が生じる相手が嫌がらせをすることです。

ハラスメントの判断基準

ハラスメントであるかどうかは、行為をした人の意図や認識の有無にかかわらず、不適切な発言や行動が存在したか否かが判断基準になります。主に、受け手が精神的苦痛を感じたかどうかが重要になります。代表的なものにセクハラ(セクシュアル・ハラスメント)があります。

ハラスメントの加害者にならないために

自分なら気にも留めないようなことでも、他者は受け取り方が違います。年齢・性別・立場・文化的差異などによって、多様な受け止め方があります。
また、「相手が抗議をしない=嫌がっていない」というのは思い込みです。お互いの立場の力関係で、意思表示できない場合があります。誰もが、その場で適切に意思表示できるとも限りません。

ハラスメントを受けたら

一人で我慢せず、周りの信頼できる人や相談窓口に相談しましょう。また、可能な限り、言葉と態度で意思表示をしましょう。あなたが嫌がっていることを相手が気づいていない場合があります。記録をつけたり、見ている人がいたら、その人に確認をしておくこともよいかもしれません。
ハラスメントは、相手の人格を否定する人権侵害です。問題が悪化すれば、裁判に発展したり、更には被害者が自殺に追い込まれる例もあります。放置すれば、組織や個人に大きな影響を及ぼす重大な問題なのです。
気づかないうちに自分がハラスメントの加害者になっていた、ということがないよう、日頃からハラスメントに関する知識を得るように心がけましょう。

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更新日:2019年04月25日