怖い「デートレイプドラッグ」 男女共同参画ミニ通信vol.74(平成31年1月号)
成人式を迎える皆さん、おめでとうございます。20歳になると、法律上、お酒を飲むことができるようになります。しかし、知人・友人との楽しい飲み会に卑劣な性犯罪行為が影を潜めていることがあります。睡眠薬などの薬物を飲み物や食べ物に入れて相手の意識をもうろうとさせ、抵抗できない状態にして、性交やわいせつな行為を行う「デートレイプドラッグ」による被害が報告されています。
被害の実例
「カラオケボックスで、トイレに立った後、残っていた飲み物を飲んだら意識がもうろうとした…」「飲み会で先輩からお酒をすすめられ、断れずに飲んだら急激に眠たくなって記憶がなくなった…」「頭痛のとき薬をもらって飲んだら、気持ちが悪くなって、体がだるくなり思うように動けなくなった…」このような状況下で体を触られたり、性行為をさせられたり、その様子を動画に撮られたりする被害が起きています。
自分を責めないで
被害を受けて「お酒を飲んでしまったのが悪いから…」「相手のことを信用した自分がバカだった…」などと自分を責めないでください。薬物などを使った性犯罪・性暴力は、加害者の計画的で卑劣な行為です。あなたの責任ではありません。
相談してください
「何か体調がおかしい」「いつもと違う」と感じたら、薬物を飲まされているかもしれないと疑ってください。「何が起こったのかあまり覚えていない」「薬物が入っていたかなんてわからない」と、相談することを諦めないでください。
身体への影響が心配されますし、証拠保全の面からも、なるべく速やかに検査をする必要があります。また、写真や動画をインターネットにアップされた場合はその対策も必要です。できるだけ早く下記の相談先に相談してください。
・性犯罪相談ダイヤル
電話 : #8103 「ハートさん」
電話 : 075-411-0110
京都府警の性犯罪被害者相談電話窓口につながります。
・京都SARA(京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター)
電話 : 075-222-7711
年中無休、午前10時~午後10時
- この記事に関するお問い合わせ先
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住民部 人権啓発課 男女共同参画係
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地
電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
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更新日:2019年03月25日