フラリーマン 男女共同参画ミニ通信vol.75(平成31年2月号)

フラリーマンという言葉をご存知ですか。国が働き方改革を進め、ノー残業デーなど労働時間の短縮に取り組む一方で、フラリーマンが増えているそうです。フラリーマンとは、「ふらふらする」と、「サラリーマン」を掛け合わせた造語で、仕事が終了してもまっすぐ家に帰らず、カフェや書店やゲームセンターなどに立ち寄って時間をつぶしているサラリーマンのことです。働き方改革の目的の一つである「長時間残業せず効率よく仕事をし、家事や育児・介護などを夫婦で適切に分担する」というワーク・ライフ・バランスの意図とは相反する現象が生まれています。

なぜフラリーマンに?

働き方改革で残業が減って、夫が早く帰宅することにより、妻が一人で家事・育児をこなす「ワンオペ育児」の解消が期待されていました。しかし、残業がなくなりまっすぐ帰宅することになった夫は、妻が期待するように家事や育児をこなすことができない場合が往々にしてあります。そして、妻から責められてストレスをためてしまったり、家庭での居場所がないと感じたりして、早く帰宅できるのに時間つぶしをしてから帰宅するようになったというのです。

一方、妻は・・・

家事・育児の大部分を一人でこなしている妻の多くは、「本当は助けてほしいけれど、夫が毎日遅く帰るのは仕事だから仕方がない」と我慢しています。その夫がフラリーマンだと知った時の妻の気持ちはいかがなものでしょう。ひとりになる時間がほしいのは、妻も同じでは?
残業が減って生み出された時間をどう使うかは、どう人生を豊かに生きるかを考えることです。家事や育児の分担や、退社後の時間の過ごし方、夫がなぜ家に帰りたくないのかなど、夫婦でお互いの思いを話し合ってみませんか。

悩みを話せる場所があります

家族との関係がうまくいかない、居場所がない、などの悩みは「精華町こころの相談室」で相談できます。相談は無料で、予約制です。場所は「京都大和の家」です。相談日時などは広報紙「華創」や町のホームページに毎月掲載しています。秘密は守られますので、お気軽にご相談下さい。

<精華町こころの相談室>

・予約専用電話 : 98-3909

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更新日:2019年03月15日