若年層の性暴力被害

10代・20代に対する性暴力の手口が巧妙になっています


 

若者の身近でこんな被害が起きています!

  • 高収入のアルバイトに応募したら、アダルトビデオの撮影だった。
  • お酒を断れず、飲んでいたら眠くなり、起きたら胸や下半身を触られていた。知らない間に飲み物に睡眠薬を入れられていた。
  • SNSで知り合った人に裸の写真を送ってしまった。拡散されたらと思うと死にたい気持ちになる。

SNSで知り合いはじめは優しかった相手から、写真を拡散すると脅されて性的な被害にあったり、飲み物や食べ物に睡眠薬などを入れられて性暴力被害にあったり(レイプドラッグ)、アダルトビデオ出演被害にあったりと、10代・20代に対する性暴力の手口が巧妙になっています。

 同意のない、あなたの望まない性的な行為は、どんな理由でもどんな相手でも性暴力です 

内閣府「若年層の性暴力被害予防月間」のページでは、被害事例や対応策や相談窓口を紹介していますのでご覧ください。

成人年齢が18歳に! 契約は慎重に!

2022年4月1日から成年年齢が18歳になり、18歳、19歳の方は親の同意がなくても契約ができるようになりました。しかし、未成年であることを理由とした契約の取り消しはできなくなるのです。
性的な行為を撮影されるという認識がないまま契約し、撮影を強要されるAV出演被害や、いわゆる「JKビジネス」で、若年層が被害にあうという深刻な問題が起きています。

~若者を狙う勧誘の手口は巧妙になっています。契約は慎重に!~

少しでも怪しいと思ったアルバイトは、友人の紹介でも断りましょう。
安易に住所・氏名・SNSのアカウントを教えたり、学生証を見せたりするのはやめましょう。
契約書はその場でサインせず、いったん持ち帰って信頼できる大人に相談しましょう。
 

「性的同意」を知っていますか?

性的同意とは、性的行為の前にお互いの同意を確認することです。
同意のない性的行為は、相手を傷つけ、性犯罪や性暴力になる可能性があります。
性暴力は恋人との間でも起きます。恋人や配偶者でも、いつも性的行為がOKではありません。

相手も同意していると自分に都合よく決めつけたり、相手が何も言わなかったり抵抗しなかったりするのを「同意した」と勘違いしていませんか?

「あなたがYESでも、わたしがNOなら性暴力。」です。
 

もし被害にあったら

まずは、安全な場所、安心できる場所を探し、身の安全を確保してください。
加害者に連絡先や位置情報を把握されていて不安な場合や、どうしたらよいかわからない場合は、

  •  警察の性犯罪被害相談電話
    #8103 (ハートさん)
  • 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
    #8891 (はやくワンストップ:全国共通短縮電話)
    075-222-7711 (京都SARA:京都府のワンストップ支援センター)

 に連絡してください。

妊娠や性感染症が心配・・・

被害から72時間以内 であれば、緊急避妊薬 を服用することで、ほとんどの場合、望まない妊娠を防ぐことができます。
性感染症は、無症状の期間があったり症状が軽くて気づきにくい場合もあります。
妊娠や性感染症が心配な場合は早めに医療機関に相談しましょう。

飲み物や食べ物に薬が入っていたかも・・・

「意識がもうろうとした」「記憶がない・あいまい」「からだが思うように動かなかった」という場合は、睡眠薬等のクスリの影響かもしれません。薬物によっては、飲んでから数時間から数日(3日前後)で体外に排出されます。なるべく早く検査を受けてください。

警察や病院に行く時、持って行った方がいいもの

  • 被害にあった時に着ていた衣服・下着
  • 被害にあう前に飲んだもの・食べたものの残り・食器

洗わずに、ビニール袋などに入れて持参してください。
加害者の特定や後で相手を訴えたいと思った時に役立つ証拠を採取することができます。不快かもしれませんが、なるべくシャワーやお風呂でからだを洗わずに警察や病院に行くことをお勧めします。
「証拠となるようなものが何も残っていない」「被害から72時間以上経ってしまった」場合でも、相談してください。

一人で警察に相談したり、病院等で検査を受けることが不安な時は、まず性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターに相談してください。同行してもらえる場合があります。
 

           もし、性暴力の被害にあったら
 

悪いのは加害者! 被害者を責めないで

もし性暴力の被害を打ち明けられたら、どうか被害者を責めないでください。
被害者はあなたを信じてつらい経験を打ち明けてくれています。
被害者は「私が悪かった」「あの時、気を付けていたら」「あんな場所にいかなければ」等、何度も自分を責めていることが多いのです。

 一番傷ついているのは被害者です

被害者は悪くありません。責められるべきは加害者です。
被害者を責めたりせず、どうか「あなたは悪くない」「あなたに落ち度や責任はない」と繰り返し伝えてください。

性暴力の相談先

ひとりで悩まず、下記のところにご相談ください。

見て学ぼう ~パネル展より~

町では、4月の「若年層の性暴力予防月間」や11月の「女性に対する暴力をなくす運動期間」に性暴力についての啓発パネル展を実施してきました。以下は啓発パネルの内容です。
あなたやあなたの大切な人を守るために、性暴力のことを知ってください。


<内閣府調査> 性暴力は身近に起きています

性暴力は身近に起きています


 

 

これらは性暴力 / 間違った思い込みで被害者を苦しめていませんか?
 

これらは性暴力です

 

性暴力とはあなたが望まない性的な行為 / 性的同意ありますか?
 

性暴力とは、あなたが望まない性的な行為


被害にあったら / 性暴力の相談先

 

被害にあったら 相談先
この記事に関するお問い合わせ先

住民部 人権啓発課
〒619-0285 京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地

電話番号:0774-95-1919
ファックス:0774-95-3974
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2023年04月20日