令和3年度精華町水道事業特別会計決算の概要について

1.業務の状況

業務量
  令和3年度 令和2年度 増減
 年度末給水人口     (人) 36,798 36,940 △142
 年度末給水戸数     (戸) 12,951 12,858 93
 年間総配水量         (m3 4,087,661 4,157,600 △69,939
 一日平均配水量     (m3 11,199 11,391 △192
 年間総有収水量     (m3 3,927,948 3,990,397 △62,449
 一日平均有収水量 (m3 10,762 10,933 △171
 一日最大配水量     (m3 12,343 12,759 △416
 年間有収水量率     (%) 96.09 95.98 0.11
 普及率                    (%) 99.78 99.77 0.01

    令和3年度末の給水人口は令和2年度より142人減少したものの、給水戸数は小規模宅地開発などにより93戸増加し12,951戸となりましたが、一戸当りの使用水量の減少により年間総有収水量は62,449m3減少し3,927,948m3となりました。

    また年間総配水量は、令和2年度より69,939m3減少し4,087,661m3となったことにより、年間有収水量率は0.11%増加し96.09%となりました。

2.収支の状況

 

収益的収支(単位:千円、税抜)
  令和3年度 令和2年度 増減
 水道事業収益(A) 958,450 1,003,539 △45,089
     営業収益 520,557 501,856 18,701
     営業外収益 437,893 501,683 △63,790
     特別利益 0 0 0
 水道事業費用(B) 1,007,383 1,031,887 △24,504
     営業費用 1,005,730 1,024,440 △18,710
     営業外費用 1,653 3,112 △1,459
     特別損失 0 4,335 △4,335
 総収支(A-B) △48,933 △28,348 △20,585

    収益的収支は、水道水を供給するための費用と収入で、令和3年度の水道事業収益は、令和2年度に実施した7月及び8月分の水道料金の基本料金の免除による影響により、給水収益は増加しましたが、基金繰入金や受取利息などの減少により、令和2年度に比べ45,089千円減の958,450千円となりました。

    また水道事業費用は、原水及び浄水費の減少や特別損失の皆減などにより、令和2年度に比べ24,504千円減の1,007,383千円となり、総収支は△48,933千円となりました。

資本的収支(単位:千円、税抜)
  令和3年度 令和2年度 増減
 資本的収入(A) 389,279 263,377 125,902
     分担金 349,320 219,337 129,983
     その他資本的収入 39,959 39,879 80
     他会計負担金 0 4,161 △4,161
 資本的支出(B) 469,872 177,399 292,473
     建設改良費 91,794 58,125 33,669
     企業債償還金 0 3,707 △3,707
     施設費 6,466 27,946 △21,480
     拡張整備事業費 319,628 35,717 283,911
     その他資本的支出 39,959 39,879 80
     基金借入金償還金 12,025 12,025 0
 総収支(A-B) △80,593 85,978 △166,571

    資本的収支は、水道施設の建設改良費用や財務活動などで発生する費用と収入で、令和3年度の資本的収入は、他会計負担金は皆減となりましたが、開発業者工事分担金などの増額により分担金が増加したことなどにより、令和2年度に比べ125,902千円増の389,279千円となりました。

    また資本的支出は、固定資産の購入費用である施設費などは減少した一方で、建設改良費や拡張整備事業費の増額などにより、令和2年度に比べ292,473千円増の469,872千円で、総収支は△80,593千円となり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額80,593千円は損益勘定留保資金で補てんしました。

3.資産・負債・資本の状況

貸借対照表(単位:千円)
  令和3年度 令和2年度 増減
      固定資産(A)(B+C+D) 17,203,615 17,366,254 △162,639
          有形固定資産(B) 15,386,638 15,406,212 △19,574
          無形固定資産(C) 172 172 0
          投資(D) 1,816,805 1,959,870 △143,065
     流動資産(E) 3,702,560 3,531,894 170,666
 資産合計(A+E) 20,906,175 20,898,148 8,027
     固定負債(F) 1,977,098 2,132,110 △155,012
     流動負債(G) 272,482 161,494 110,988
     繰延収益(H) 6,918,854 7,144,411 △225,557
 負債合計(I)(F+G+H) 9,168,434 9,438,015 △269,581
     資本金(J) 20,665 20,665 0
     剰余金(K) 11,717,076 11,439,468 277,608
 資本合計(L)(J+K) 11,737,741 11,460,133 277,608
 負債・資本合計(I+L) 20,906,175 20,898,148 8,027

    令和3年度は、基金の取り崩しや固定資産の償却及び除却などにより、固定資産は減少しましたが、流動資産の増加により、資産は令和2年度に比べ8,027千円増加しました。

    また負債は、固定負債や繰延収益の減額により269,581千円減少しましたが、資本は、工事負担金の増額に伴う剰余金の増加により277,608千円増加しました。 

4.基金の状況

基金(単位:千円)
 令和3年度当初残高(A) 1,758,871
     収入額(B) 53,263
     支出額(C) 156,289
 令和3年度末残高(A+B-C) 1,655,845

    水道事業の拡張及び財政調整を計画的かつ円滑に執行するために設置している財政調整基金について、令和3年度は、他会計からの貸付金償還金や預金利息などにより収入額は53,263千円となりましたが、京都府営水道の受水費用に充てるための取り崩しなどで支出額は156,289千円となり、年度末の残高は1,655,845千円となりました。 

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上下水道部 経理営業課 庶務係
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更新日:2022年10月14日