令和4年度精華町水道事業特別会計決算の概要について

1．業務の状況

業務量
  令和4年度 令和3年度 増減
 年度末給水人口     （人） 36,561 36,798 -237
 年度末給水戸数     （戸） 13,068 12,951 117
 年間総配水量         （m3） 3,986,602 4,087,661 -101,059
 一日平均配水量     （m3） 10,922 11,199 -277
 年間総有収水量     （m3） 3,832,338 3,927,948 -95,610
 一日平均有収水量 （m3） 10,500 10,762 -262
 一日最大配水量     （m3） 12,301 12,343 -42
 年間有収水量率     （％） 96.13 96.09 0.04
 普及率                    （％） 99.76 99.78 -0.02

令和4年度末の給水戸数は小規模宅地開発などにより令和3年度より117戸増加し13,068戸となりましたが、一方で給水人口は237人減少したことや、一戸当りの使用水量の減少により年間総有収水量は95,610m3減少し3,832,338m3となりました。

また年間総配水量は、令和3年度より101,059m3減少し3,986,602m3となり、年間有収水量率は0.04％増加し96.13％となりました。

2．収支の状況

 

収益的収支（単位：千円、税抜）
  令和4年度 令和3年度 増減
 水道事業収益（A） 930,069 958,450 -28,381
     営業収益 507,498 520,557 -13,059
     営業外収益 422,571 437,893 -15,322
 水道事業費用（B） 991,977 1,007,383 -15,406
     営業費用 990,886 1,005,730 -14,844
     営業外費用 1,091 1,653 -562
 総収支（A－B） -61,908 -48,933 -12,975

収益的収支は、水道水を供給するための費用と収入で、令和4年度の水道事業収益は、令和3年度に比べ、給水人口や使用水量が減少したことや受取利息などが減少したことから28,381千円減の930,069千円となりました。

また水道事業費用は、原水及び浄水費や配水及び給水費の減少により営業費用が減額となったことなどから、令和3年度に比べ15,406千円減の991,977千円となり、総収支は-61,908千円となりました。

資本的収支（単位：千円、税抜）
  令和4年度 令和3年度 増減
 資本的収入（A） 369,063 389,279 -20,216
     分担金 325,794 349,320 -23,526
  基金繰入金 1,150 0 1,150
     その他資本的収入 40,039 39,959 80
     他会計負担金 2,080 0 2,080
 資本的支出（B） 471,105 469,872 1,233
     建設改良費 113,369 91,794 21,575
     施設費 20,111 6,466 13,645
     拡張整備事業費 285,561 319,628 -34,067
     その他資本的支出 40,039 39,959 80
     基金借入金償還金 12,025 12,025 0
 総収支（A－B） -102,042 -80,593 -21,449

資本的収支は、水道施設の建設改良費用や財務活動などで発生する費用と収入で、令和4年度の資本的収入は、基金繰入金、他会計負担金が皆増となりましたが、開発業者工事分担金などの減額により分担金が減少し、令和3年度に比べ20,216千円減の369,063千円となりました。

また資本的支出は、拡張整備事業費は減少しましたが、建設改良費や固定資産の購入費用である施設費が増加し、令和3年度に比べ1,233千円増の471,105千円で、総収支は-102,042千円となり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額102,042千円は損益勘定留保資金で補てんしました。

3．資産・負債・資本の状況

貸借対照表（単位：千円）
  令和4年度 令和3年度 増減
      固定資産（A）（B＋C＋D） 17,057,598 17,203,615 -146,017
          有形固定資産（B） 15,381,494 15,386,638 -5,144
          無形固定資産（C） 172 172 0
          投資（D） 1,675,932 1,816,805 -140,873
     流動資産（E） 3,615,115 3,702,560 -87,445
 資産合計（A＋E） 20,672,713 20,906,175 -233,462
     固定負債（F） 1,824,280 1,977,098 -152,818
     流動負債（G） 162,994 272,482 -109,488
     繰延収益（H） 6,702,962 6,918,854 -215,892
負債合計（I）（F＋G＋H） 8,690,236 9,168,434 -478,198
     資本金（J） 20,665 20,665 0
     剰余金（K） 11,961,812 11,717,076 244,736
 資本合計（L）（J＋K） 11,982,477 11,737,741 244,736
 負債・資本合計（I＋L） 20,672,713 20,906,175 -233,462

令和4年度は、基金の取り崩しや固定資産の償却及び除却などにより資産は、令和3年度に比べ233,462千円減少しました。

また負債は、固定負債や流動負債、繰延収益の減額により478,198千円減少しましたが、資本は、工事負担金の増額に伴う剰余金の増加により244,736千円増加しました。 

4．基金の状況

基金（単位：千円）
 令和4年度当初残高（A） 1,655,845
     収入額（B） 52,854
     支出額（C） 153,608
 令和4年度末残高（A＋B－C） 1,555,091

水道事業の拡張及び財政調整を計画的かつ円滑に執行するために設置している財政調整基金について、令和4年度は、他会計からの貸付金償還金や預金利息などにより収入額は52,854千円となりましたが、京都府営水道の受水費用に充てるための取り崩しなどで支出額は153,608千円となり、年度末の残高は1,555,091千円となりました。 

詳しくは、以下のファイルをご覧ください。

令和4年度精華町水道事業特別会計決算書 (PDFファイル: 321.1KB)

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更新日：2023年10月26日