令和5年度精華町水道事業特別会計決算の概要について

1.業務の状況

業務量
  令和5年度 令和4年度 増減
 年度末給水人口     (人) 36,326 36,561 -235
 年度末給水戸数     (戸) 13,079 13,068 11
 年間総配水量         (m3 3,950,226 3,986,602 -36,376
 一日平均配水量     (m3 10,793 10,922 -129
 年間総有収水量     (m3 3,783,742 3,832,338 -48,596
 一日平均有収水量 (m3 10,338 10,500 -162
 一日最大配水量     (m3 12,287 12,301 -14
 年間有収水量率     (%) 95.79 96.13 -0.34
 普及率                    (%) 99.70 99.76 -0.06

令和5年度末の給水戸数は令和4年度より11戸増加し13,079戸となりましたが、一方で給水人口は235人減少したことや、一戸当りの使用水量の減少により年間総有収水量は48,596m3減少し3,783,742m3となりました。

また年間総配水量は、年間総有収水量の減少に伴い令和4年度より36,376m3減少し3,950,226m3となり、年間有収水量率は0.34%減少し95.79%となりました。

2.収支の状況

 

収益的収支(単位:千円、税抜)
  令和5年度 令和4年度 増減
 水道事業収益(A) 956,406 930,069 26,337
     営業収益 500,613 507,498 -6,885
     営業外収益 455,793 422,571 33,222
 水道事業費用(B) 1,040,626 991,977 48,649
     営業費用 1,038,794 990,886 47,908
     営業外費用 1,832 1,091 741
 総収支(A-B) -84,220 -61,908 -22,312

収益的収支は、水道水を供給するための費用と収入で、令和5年度の水道事業収益は、年間総有収水量の減少に伴い、水道料金収入である給水収益は令和4年度に比べ減額となりましたが、財政調整基金繰入金などの増額により26,337千円増の956,406千円となりました。

また水道事業費用は、減価償却費を除く営業費用が増額となり、さらに営業外費用については、支払利息は減額となりましたが、能登半島地震災害復旧応援費などにより雑支出が増となり、営業外費用全体では増額となりました。これらにより、水道事業費用は令和4年度に比べ、48,649千円増の1,040,626千円となり、総収支は-84,220千円となりました。

資本的収支(単位:千円、税抜)
  令和5年度 令和4年度 増減
 資本的収入(A) 385,570 369,063 16,507
     分担金 338,405 325,794 12,611
  基金繰入金 6,477 1,150 5,327
     その他資本的収入 40,119 40,039 80
     他会計負担金 569 2,080 -1,511
 資本的支出(B) 800,604 471,105 329,499
     建設改良費 56,571 113,369 -56,798
     施設費 26,359 20,111 6,248
     拡張整備事業費 665,530 285,561 379,969
     その他資本的支出 40,119 40,039 80
     基金借入金償還金 12,025 12,025 0
 総収支(A-B) -415,034 -102,042 -312,992

資本的収支は、水道施設の建設改良費用や財務活動などで発生する費用と収入で、令和5年度の資本的収入は、開発業者工事分担金などの増額による分担金の増加や基金繰入金などの増額により、令和4年度に比べ16,507千円増の385,570千円となりました。

また資本的支出は、建設改良費は減少しましたが、固定資産の購入費用である施設費や、学研南田辺・狛田地区狛田東開発に伴う工事請負費などの増額により拡張整備事業費が増加し、令和4年度に比べ329,499千円増の800,604千円となりました。

これらにより、総収支は-415,034千円となり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額415,034千円は損益勘定留保資金で補てんしました。

3.資産・負債・資本の状況

貸借対照表(単位:千円)
  令和5年度 令和4年度 増減
      固定資産(A)(B+C+D) 17,198,154 17,057,598 140,556
          有形固定資産(B) 15,705,077 15,381,494 323,583
          無形固定資産(C) 172 172 0
          投資(D) 1,492,905 1,675,932 -183,027
     流動資産(E) 3,272,604 3,615,115 -342,511
 資産合計(A+E) 20,470,758 20,672,713 -201,955
     固定負債(F) 1,629,308 1,824,280 -194,972
     流動負債(G) 129,794 162,994 -33,200
     繰延収益(H) 6,495,697 6,702,962 -207,265
負債合計(I)(F+G+H) 8,254,799 8,690,236 -435,437
     資本金(J) 20,665 20,665 0
     剰余金(K) 12,195,294 11,961,812 233,482
 資本合計(L)(J+K) 12,215,959 11,982,477 233,482
 負債・資本合計(I+L) 20,470,758 20,672,713 -201,955

令和5年度は、学研南田辺・狛田地区狛田東開発に伴う工事費の増額などにより有形固定資産は増加しましたが、基金の取り崩しによる投資の減額や流動資産の減額により、資産全体では令和4年度に比べ201,955千円減少しました。

また負債は、固定負債や流動負債、繰延収益の減額により435,437千円減少しましたが、資本は、工事負担金の増額に伴う剰余金の増加により233,482千円増加しました。

4.基金の状況

基金(単位:千円)
 令和5年度当初残高(A) 1,555,091
     収入額(B) 52,814
     支出額(C) 195,641
 令和5年度末残高(A+B-C) 1,412,264

水道事業の拡張及び財政調整を計画的かつ円滑に執行するために設置している財政調整基金について、令和5年度は、他会計からの貸付金償還金や預金利息などにより収入額は52,814千円となりましたが、京都府営水道の受水費用に充てるための取り崩しなどで支出額は195,641千円となり、年度末の残高は1,412,264千円となりました。

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更新日:2024年10月16日