令和6年度精華町水道事業特別会計決算の概要について

1.業務の状況

業務量
  令和6年度 令和5年度 増減
 年度末給水人口     (人) 35,924 36,326 -402
 年度末給水戸数    (戸) 13,154 13,079 75
 年間総配水量       (m3 3,960,590 3,950,226 10,364
 一日平均配水量    (m3 10,851 10,793 58
 年間総有収水量    (m3 3,797,628 3,783,742 13,886
 一日平均有収水量 (m3 10,404 10,338 66
 一日最大配水量    (m3 13,031 12,287 744
 年間有収水量率    (%) 95.89 95.79 0.10
 普及率                (%) 99.78 99.70 0.08

令和6年度末の給水戸数は令和5年度より75戸増加し13,154戸となり、年間総有収水量は、事業所等の使用水量の増加や建設工事等の一時的な使用水量の増加等により13,886m3増加の3,797,628m3となりました。

また年間総配水量は、年間総有収水量の増加に伴い令和5年度より10,364m3増加し3,960,590m3となり、年間有収水量率は0.10%増加し95.89%となりました。

2.収支の状況

 

収益的収支(単位:千円、税抜)
  令和6年度 令和5年度 増減
 水道事業収益(A) 970,070 956,406 13,664
     営業収益 564,473 500,613 63,860
     営業外収益 404,625 455,793 -51,168
     特別利益 972 0 972
 水道事業費用(B) 1,009,200 1,040,626 -31,426
     営業費用 1,007,715 1,038,794 -31,079
     営業外費用 1,485 1,832 -347
 総収支(A-B) -39,130 -84,220 45,090

収益的収支は、水道水を供給するための費用と収入で、令和6年度の水道事業収益は、収支改善を図るため令和6年度10月分より実施した料金改定に加え、年間総有収水量が増加したことも重なり、水道料金収入である給水収益は令和5年度に比べ増額となりました。そのほか、水道料金の遡及調定に伴う特別利益の計上等により、13,664千円増の970,070千円となりました。

また水道事業費用は、減価償却費を除く営業費用が減額となったこと等により、令和5年度に比べ31,426千円減の1,009,200千円となり、総収支は-39,130千円となりました。

資本的収支(単位:千円、税抜)
  令和6年度 令和5年度 増減
 資本的収入(A) 1,523,094 385,570 1,137,524
     分担金 1,451,686 338,405 1,113,281
     基金繰入金 30,006 6,477 23,529
     その他資本的収入 40,200 40,119 81
     他会計負担金 1,202 569 633
 資本的支出(B) 1,294,425 800,604 493,821
     建設改良費 30,082 56,571 -26,489
     施設費 58,817 26,359 32,458
     拡張整備事業費 532,441 665,530 -133,089
     その他資本的支出 661,060 40,119 620,941
     基金借入金償還金 12,025 12,025 0
 総収支(A-B) 228,669 -415,034 643,703

資本的収支は、水道施設の建設改良費用や財務活動などで発生する費用と収入で、令和6年度の資本的収入は、(仮称)学研精華下狛土地区画整理事業に係る施設整備分担金や開発業者工事分担金の大幅増による分担金の増額等により、令和5年度に比べ1,137,524千円増の1,523,094千円となりました。

また資本的支出は、建設改良費や拡張整備事業費は減少しましたが、(仮称)学研精華下狛土地区画整理事業に係る施設整備分担金を財政調整基金へ積み立てたことにより、その他資本的支出が増額となったこと等により、令和5年度に比べ493,821千円増の1,294,425千円となりました。

これらにより、総収支は228,669千円の黒字となりました。

3.資産・負債・資本の状況

貸借対照表(単位:千円)
  令和6年度 令和5年度 増減
      固定資産(A)(B+C+D) 17,861,985 17,198,154 663,831
          有形固定資産(B) 15,900,056 15,705,077 194,979
          無形固定資産(C) 172 172 0
          投資(D) 1,961,757 1,492,905 468,852
     流動資産(E) 3,824,146 3,272,604 551,542
 資産合計(A+E) 21,686,131 20,470,758 1,215,373
     固定負債(F) 2,086,216 1,629,308 456,908
     流動負債(G) 301,197 129,794 171,403
     繰延収益(H) 6,299,016 6,495,697 -196,681
負債合計(I)(F+G+H) 8,686,429 8,254,799 431,630
     資本金(J) 20,665 20,665 0
     剰余金(K) 12,979,037 12,195,294 783,743
 資本合計(L)(J+K) 12,999,702 12,215,959 783,743
 負債・資本合計(I+L) 21,686,131 20,470,758 1,215,373

 

令和6年度は、学研南田辺・狛田地区狛田東開発に伴う工事費等により有形固定資産は増加しました。また、(仮称)学研精華下狛土地区画整理事業に係る施設整備分担金を財政調整基金へ積み立てたことによる投資の増額や流動資産の増額により、資産全体では令和5年度に比べ1,215,373千円増加しました。

 

また負債は、固定負債や流動負債の増額により431,630千円増加し、資本は、工事負担金の増額に伴う剰余金の増加により783,743千円増加しました。

4.基金の状況

基金(単位:千円)
 令和6年度当初残高(A) 1,412,264
     収入額(B) 674,241
     支出額(C) 165,108
 令和6年度末残高(A+B-C) 1,921,397

水道事業の拡張及び財政調整を計画的かつ円滑に執行するために設置している財政調整基金について、令和6年度は、他会計からの貸付金償還金や預金利息等の他、施設整備分担金の積立等により収入額は674,241千円となりましたが、京都府営水道の受水費用に充てるための取り崩し等で支出額は165,108千円となり、年度末の残高は1,921,397千円となりました。

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更新日:2025年10月09日